社長ブログケヤキの木の下で
2022年3月14日
なぜ1台か?
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
ここ2.3日暖かい日が続いて、すっかり春の陽気になりました。
花粉も一気に飛んでるようで、マスクが手放せません。
昨日の打ち合わせで話に出たのが2階のトイレ。
知り合いが便座の不調で修理を依頼したら、
一体型なので全交換とか。
検討中のトイレも一体型なので
さてどうしたものか、というお話。
トイレやエアコンをはじめ、
様々な設備機器が住宅では使われます。
その多くの寿命は10年から12.3年
もちろん、あたりはずれや使用頻度で前後しますが、
上の便座は7年ほどとか…。
ちょっと、短い気がします。
これらの設備機器は
メーカー側で想定した使用期間、使用頻度がありますが、
最近想定していない使い方が出てきたのがエアコンです。
つまり、
一日24時間、一冬連続で稼働させるというのを
メーカーは想定していません。
従来の使い方の
人がいるとき、いる時間だけを想定すると
使用時間は一日8時間ほど。
それが連続して24時間、ワンシーズンとなると、
機器に対する負荷も当然大きくなります。
つまり、想定以上に酷使されてる状態です。
となると、製品の寿命が短くなるのは仕方がありません。
私の感覚からすると
従来の使い方でエアコンの寿命は10年から12.3年でしたが
おそらく、夏と冬の24時間連続使用となると
7.8年程度と考えた方がよさそうです。
まだ、24時間連続使用はそれほど一般的ではありませんから
断定はできませんが、
製品の寿命が短くなるのは確実と思われます。
じゃあ、対策は?
夏や冬のその家の負荷を計算すると
例えば夏は4.1KW、冬は4.3KWというように出てきます。
14畳用のエアコンのカタログを見ると
暖房で5.0KW、冷房で4.0KW
これ一台で計算上はOKかもしれませんが、
夏も冬もこれ一台を酷使することになりますから
7.8年で交換すると
約42年で5回
6畳用(2.2KW)を2台設置すれば4.4KW
夏も冬も一日中最高の負荷かかかるわけではありませんから、
2台を上手に使えばそれぞれの使用時間も減らせます。
エアコン1台で冷暖房できます、というのは
様々な思惑や考えがありますから
設計者にその意図を十分確認する必要があります。
なぜ1台か?
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