社長ブログケヤキの木の下で
2023年12月27日
ロハで
- おはようございます、紙太材木店の田原です。
明日は仕事納めで大掃除です。
今日は追い込み、土間のコンクリートの打ちこみです。
午前中に打ちますし
日中の気温も平年より暖かく、
凍結の心配がありませんから助かります。
- コンクリートやモルタル、珪藻土や漆喰などは、
水分を含んだ状態で施工されます。
その乾燥、固化する過程で水分が蒸発するのですが、
蒸発するときに気化熱を奪っていきます。
液体が気体になる時に
周囲から吸収する熱を言います。
周りの熱を吸収するので、周りの温度は下がります。
つまり、氷点下でなくても
左官工事で壁に珪藻土を塗ったら
凍結する可能性があります。
3.4度以下であればその可能性がありますから
セルフビルドで珪藻土を塗る場合は
室内を暖かくして行う必要があります。
- 最近では室内干しをされる方も多いですが、
洗濯物も乾く過程でその水分が蒸発します。
もちろん周囲から熱を吸収して
濡れた水分を水蒸気に変えていきますから、
周囲の例えば脱衣室で乾かしていると
脱衣室の温度が下がります。
温度が下がったところに水蒸気が発生しますから
脱衣室などに窓があれば、
その表面が露点以下で結露することになります。
水蒸気自体は潜熱を持っいてます。
蒸発によって室内が加湿されれば、
暖かく感じることになります。
- 冬季の室内干しのポイントは、
加湿によって得られる水蒸気の有効利用です。
洗濯物は狭い脱衣室やお風呂ではなく
広い空間で干し、
水蒸気をできるだけ広く家中に拡散させる事。
どうしても狭い空間で干すなら、
サーキュレーターや扇風機を利用して
ドアを開けて、水蒸気が狭い空間に留まら無いようにする。
更に言えば、お風呂のフタは閉めずに開けたままにする。
お風呂掃除の後も、
浴槽に5センチほど水を貯めておく。
- 加湿器はいろんな種類がありますが、
それなりに消費電力がかかるものだったり
加湿量が少なかったりします。
室内干しやお風呂の利用は
ロハでできる加湿ですからお試しください。
家族4人の洗濯で加湿できる量と、
加湿器の加湿量と比較してみると・・・
- .
Category
- 家づくりのたいせつな話(513)
- 雨漏れ(25)
- 高性能 省エネ(413)
- 温熱環境(207)
- 雑記(252)
- 新住協(新木造住宅技術研究協議会)(36)
- 室内環境(36)
- MOKスクール(28)
- 紙太材木店の考え(91)
- 建築巡礼(36)
- レイモンド(3)
- 耐震のこと(32)
- 手仕事 道具 機器(93)
- 断熱のこと(88)
- イメージ 仕上がり(72)
- 暮らし(176)
- 古い民家の再生(79)
- 経年変化(7)
- イベント情報(27)
- 換気(25)
- 結露(29)
- インテリア(20)
- メンテナンス(6)
- 紙太材木店の仕事(2)
- 素材(66)
- サッシの性能(51)
- 料理(141)
- 室内環境と健康(15)
- 庭造り(2)
- リフォーム(55)
- 現場レポート(184)
- 性能とデザインのバランス(17)
- 耐久性(3)
- 住宅医 ぎふ木造塾(22)
- 造作家具(25)
- 本の紹介(40)
- ZEH(3)
- 百年の家プロジェクト(45)
- 薪ストーブ(48)