社長ブログケヤキの木の下で
2025年5月28日
それでもお勧めしたい拭き漆
- おはようございます、紙太材木店の田原です。
先日、竹藪の草刈りをした話をしましたが
漆でかぶれてしまいました。
刈払い機での草苅ですから
フェイスマスクに皮手袋、
前掛けや長袖の作業着でしています。
細い竹や木、少し成長した竹などは
紐式の刈払い機では無理なので、
刈払い機を使う前にナタで切っておくのですが、
その時に触れてしまったようです。
幸い顔ではなく、左手の手首から上。
以前かぶれた時に処方してもらった塗り薬で、
なんとか落ち着いてますが
つくづく、漆に弱い体質と実感してます。
- 紙太材木店では洗面のカウンターや
トイレの手洗いカウンターを
造作で作ることが多いのですが、
その仕上げを拭き漆ですることがあります。
- ご存知のように漆は水に強いですから、
お椀などの食器にも使われています。(輪島塗や春慶塗)
北陸地方では室内の木部、
床や梁、柱や天井板、建具などすべてに
漆を塗って仕上げてある家があります。
ある意味、漆の家ですが、
木部を保護するのには漆は最適な素材と言えます。
カウンターに漆を塗る時は、
写真のように作業場で塗ります。
長袖、軍手、袖回りはテーピング、
もちろん軍手の下はゴム手袋をしているのですが、
実はこの時もかぶれました。
恐らく塗り終わって上着や手袋を外す時に、
微妙に付着した漆に触れてしまったようです。
何度かやってみて分かったのは、
自分が漆に対して非常に弱い体質ということです。
漆を塗ってる最中の近くを通るだけでなんだか・・・
そんなレベルなので、もっぱら漆塗りの作業は
漆に耐性があることが分かったスタッフが塗っています。
(触れてもかぶれない羨ましい体質)
- 実は拭き漆の技法は、MOKスクールの番外編で
三澤文子先生のところで職人さんを呼んで - 実習があった時に、教えていただいたもの。
拭き漆は日本古来の塗装方法ですから、
日本の建築文化を残すという意味では
住まいのどこかに使っていただけると嬉しいです。
- 大門の家
- 大野町の家
- その他の例ではお風呂の板に
- 桧の床にも
- .
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