社長ブログケヤキの木の下で
2022年3月7日
いまだに…
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
昨日は時折、雪が舞う寒さで、
夕方5時には3度程度とかなり寒い一日でした。
今朝もマイナス2.7度と冷え込んだ美濃地方です。
先日、大手HMの見積を見る機会がありました。
先月完成された建物、昨年作成された見積です。
金額にはそれほど驚かなかったのですが、
表紙の中央に大きく
長期優良住宅仕様・次世代省エネ基準クリア
耐震等級その他5項目最高等級取得
とあります。
まだ生きていたか 次世代省エネ基準・・・
この基準は
現在の断熱性能等級4の事で、今の等級基準では最高レベルです。
でも、制定されたのは1999年。
リンクをご覧になるとどのくらいの程度かわかります。
今から23年前の基準で、
命名者は建築研究所の理事長だった坂本先生。
後々、あの命名はよくなかったと言われたとか…
何年たっても使える言葉で、
聞いた人は誤解をする可能性があるわけですから。
さて、この基準は2022年4月から
つまり、来月から新たに等級5が新設されます。
実は等級6.等級7の話もあったのですが、
今回は残念ながら見送りとなりました。
しかし、数年後にはまた改定され、
等級6.7が新設されます。(2025年頃)
6地域のUa値で言うと
等級4が0.87
等級5が0.6
等級6.7はHeat20 G2.3と同等と言われてました。
Heat20のレベルで言うと
同じ6地域は
G1で0.56
G2で0.46
G3で0.26
数字が小さいほど断熱性能が良くなります。
さて、
積水ハウスが先日発表したプレスリリース
「改正住宅性能表示制度の省エネ最上位等級仕様を標準化」
断熱性能等級5を業界に先駆け住宅性能表示制度が改正される4月1日より標準化します。
紙太材木店が等級5で建てていたのは10年以上前。
最初の見積の会社も積水さんも業界を代表する会社で、
日本の住宅性能を引っ張っていくべき会社。
当然、今後の断熱性能等級のことも分かっています。
であるなら、
将来を見据えた表現も別にあるように思います。
ある意味、都合のいい事実のみを伝えているようで、
違和感を持つ実務者は多いのではないでしょうか。
絶対、6.7なんて新設させない
そんなことはできる限り遅らせる
と考えるなら別ですけれど。
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