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社長ブログケヤキの木の下で

2025年7月4日

除湿対策を設計時に確認

  • おはようございます、紙太材木店の田原です。
    24度、90%の朝です。
    流石にこの湿度だと
    気温が低くても蒸し暑さを感じますが、
    不快指数は74で「暑くない」
    感じ方は人それぞれですね。
    因みに不快指数は
    もともとは
    電気使用量を予測するための指数。
    つまり電力会社が夏の電力供給の
    指標にしているんですね。

 

  • 気温が高くても湿度が低ければそれなりに過ごせます。
    住宅の室内で
    気温が27度でも
    湿度が50%なら
    体を動かしていない状態、
    読書やTVを見ている程度の
    運動量のほとんどない状態であれば、
    多くの方はそれほど暑いとは感じません。
    逆に極端な例で言えば、
    同じ気温が27度でも
    湿度が10%だと
    多くの方は「快い」と感じます。
    簡単に言うと空気中の水蒸気は、
    熱を持っていると考えると分かりやすいでしょう。
    同じ気温でも
  • 沢山水蒸気(熱)があると暑い
    少しなら暑くない

 

 

 

  • 環境省はエアコンの推奨温度を
    28度にしましょうと言ってますが
    それだと湿度を40%台にしなければ
    「暑くない」にはなりません。
    日本の夏、
    気温35度で湿度65%とした時
    室温を28度で
    湿度を40%にするのは
    実務者の中でどれだけの人ができるか?
    2時間に一回の換気をしなければ出来ますが、
    換気しながらとなると
    かなりの人が苦戦すると思われます。
    1種の全熱交換機を使っても、
    必要な除湿量が多すぎて
    エアコンの顕熱比では対応できません。

 

  • 気候変動で今年の夏は
    3か月ほど続くと思われます。
    日本の住まいは
    従来は寒さ対策だけ考えればよかったものが、
    これからは除湿対策がどうなっているか?
    それがメインテーマとなります。
    上記の条件で
    何Lの水を除湿する必要があるか。
    計算できなければ、
    蒸し暑い夏かエアコンで冷えすぎた夏を
    過ごすことになる可能性があります。
    除湿対策設計者に聞くことは、
    これからの新築検討者には必須と考えます。

 

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