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社長ブログケヤキの木の下で

2022年10月31日

JAPANDI ジャパンディ


肥田瀬の家 付加断熱工事 
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
晴天が続いていて、工事が順調に進んで助かります。
肥田瀬の家では付加断熱の工事中。
10センチの厚さの断熱材を壁の外側に取り付けます。
もちろん、外側だけでなく壁の中にも、
12センチの厚みで断熱材が入りますから
合計で22センチの断熱材の厚さになります。
断熱材だけで22センチですが
壁の厚さは耐力面材や防火用面材、それに外壁仕上げ材などを合わせると
30センチになります。
そんなにと思われるかもしれませんが、
今月10月1日に新設された断熱性能等級7はこれでも少し足りません。
時代は皆さんが考える以上に変化しています。
今までの常識は常識ではなくなりつつあると思って、間違いはありません。
ただ、誰もそんなことは教えてくれませんから
自分で考える以外ありません。
さて、JAPANDI(ジャパンディ)
JapaneseとScandinavianを掛け合わせた造語です。
日本風と北欧風が融合したインテリアのスタイルですが、
日本ではあまり一般的な言葉ではありません。
日本と北欧の融合と言われてもちょっとピンときませんね。
解釈もいろいろあるようですが、私なりの見解です。
Japandiとは
二つの文化の
機能美と造形美
それに自然な素材の美しさの融合で
それが室内の空間デザインやインテリア
家具を通して表現されたもの
なんだか、難しいですが
乱暴に言えば
日本の住まいの生活の中に
北欧的なものを取り入れ
融合させ一つのデザイン空間にする、でしょうか。
北欧的なものは何か?
シンプルで機能美、造形美を持った自然な素材で作られたモノ
(食器、家具etc)
でも、Japandiで画像検索すると
なんだかなぁというものもいっぱいあって
恐らく、人それぞれのJapndiがあるように感じます。
日本にけるジャパンディと
海外のジャパンディでは
ベースが異なりますから
当然、違いますが、
自分の考えるジャパンディを持ってないと
検索した画像の波の中で自分を見失うことにもなりかねません。
ただ、日本の建築文化の中に存在する様々な要素が
海外で評価されているのを見ると、
日本の国内ではもっと見直されてもいいように思います。
機能美や様式美、造形美
自然な素材の持つ美しさを持った
障子や襖、畳、あるいは無垢の白木などは
洋式化された室内でも違和感なく使えますし、
庭についても同じことが言えます。
今後、日本でもJapndiが意識されるようになるかもしれませんが、
最初に問われるのは住宅設計者のセンスでしょうか。
性能もデザインも勉強することは山のようにあります。
本日はこれから名古屋で、北海道建築技術協会のBISの講習です。

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