社長ブログケヤキの木の下で
2025年3月24日
GX志向型住宅の最後の要件
- おはようございます、紙太材木店の田原です。
暖かい日が続いて、昼間は気持ちがいいですね。
花粉さえなければ最高でしょうか。
例年、この時期はマスクが手放せないんですが、
時折くしゃみや鼻水が出る程度で
あまり花粉に反応しなくて助かってます。
ただこれから杉が終わって、
桧の花粉に交替するようですから
どうなるか気になるところです。
- さて、GX志向型補助金の要件
発表からず~っと検討中で
明らかになっていなかった
「高度エネルギーマネージメントの導入」が
ようやく発表されました。
補助金対象要件は上記の他に
・断熱性能等級6以上
・再生可能エネルギーを除く一次エネルギー消費量削減率35%以上
・再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量削減率100%以上
この三つの要件を満たす必要があります。
GX志向型補助金の対象に
なるか、ならないか
- 工事中の住宅の住まい手も施工業者も、
最後の「高度エネルギーマネージメントの導入」の
詳細が分かりませんでしたから、
固唾を飲んで発表を待ってました。
で、出てきたのが
「ECHONET Lite AIF仕様」に対応する「コントローラ」として、
一般社団法人エコーネットコンソーシアムの
ホームページに掲載されている製品を設置すること
簡単に言うと
HEMSという家庭で使う
エネルギー(電気代等)を管理する機器の設置をしなさい
その製品は別途HPで指定の製品です。
大山鳴動して鼠一匹・・・
交付申請時には、対象のHEMSが記載されているHPの
アドレスを明記
完了報告の時は、
製品型番が記載されたメーカーの保証書の写し
更に何故だかわかりませんが
注釈には
「申請手続きにおいて、HEMSと
設備、機器との接続状況の確認は行いません」
とあります。
???
つまり
買えば保証書は付いてきますから
買ってくれるだけでいいよ
接続までは確認しないからね
そう言ってるようにも、取られかねない表現。
- 住宅の国からの補助金の多くは、
住まい手を通して関係業界に流れていきます。
つまり、断熱性能を向上させようとすると、
補助金の多くは断熱材メーカーと
サッシや硝子のメーカーに行きます。
今回のGX補助金は、
太陽光パネルが必須ですから
その業界にも流れていきます。
その他に一次エネルギーを削減しようとすると、
高効率な設備が必要になりますから
エアコンや給湯器メーカーにも
「高度エネルギーマネージメントの導入」も
要件に入ってますが
ある意味、手を広げすぎて収拾がつかなくなったから
HEMSの設置でお茶を濁した・・・
Gx志向型住宅の要件の
断熱性能等級6は
5.6地域ではUa値は0.46
この程度のUa値で、
一次エネルギーを削減しようとすると
設備機器の効率やパネル設置容量を - 大きくする必要があります。
- 断熱はマックス
設備はミニマムが基本
Ua値は0.3前後まで上げておくのをお勧めします。 - .
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