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社長ブログケヤキの木の下で

2025年2月17日

現場見学会の着眼点

 

  • おはようございます、紙太材木店の田原です。
    週末は3月並みの暖かさでしたが、
    今週一週間ほどは寒気が居座るとか。
    まだまだ寒い日が続きそうですね。

 

  • さて、前回お伝えした可児市で
  • 工事中の住まいの見学会は
    3月9日(日) 10:00から開催します。

 

  • Q1.0住宅 レベル4
    許容応力度計算 耐震等級3
    レベル4と言うのは
    国の省エネ基準住宅の暖房消費エネルギーの
    10%以下であることを示しています。
    自然温度差は12.4度で、
    今まで紙太材木店で建てた住宅の中では
  • 一番良い数字です。
    立地は南面道路で
    日射を遮るものは何もない恵まれた条件です。
    写真でわかるように
    総二階で南面の窓を大きく取っています。
    自然温度差が12.4度もあるのは
    窓の大きさと建物の断熱性が関係しますが、
    もう一つ関係するのはガラスの日射侵入率。
    従来の日本のサッシのガラスは
    断熱性が良ければ
    日射侵入率が悪い
    日射侵入率がよければ
    断熱性が悪い
    相反する性質を持ってました。
    今回南面で使用したのはシャノンのESクリアという
    断熱性も良く、日射侵入率も良いガラス。
    自然温度差が12.4度と言うのは、
    今日の日中の最高気温が
    10度と予報していましたが
    何も暖房しなくても
    日射があれば12.4度プラスして
    部屋の中は22.4度になることを表しています。
    実はこのESクリア
    北海道、東北限定のガラスで、
    残念ながらこちらでは販売していません。
    関東以西では
    ESスーパークリアと言うガラスが出ています。
    断熱性はいいのですが
    日射侵入率がESクリアより劣ります。
    ガラスの違いで
    自然温度差がどれくらい違うか
    あまり意識されていないと思いますが、
    ESスーパークリアで計算すると
    自然温度差は約0.6度違います。
    なんだ、0.6度かと思われるかもしれませんが
    付加断熱を3センチ厚くすると
    自然温度差が同じになります。
    たかがガラスと言っても馬鹿になりませんね。

 

  • 限られた予算を
    最大限有効に使うことが大切です。
    単にUa値を上げるだけでは、
    有効に使ったことにはなりません。
    単にUa値をよくする事よりも
    暖房費や冷房費が下がることの方が、
    住まい手に取っては大切なはず。
    この住宅は一種の全熱交換式の換気扇は
    使っていません。
    それでも、
    暖房消費エネルギーはレベル4まで
    持って行けますし、
    自然温度差は12度を越えます。

 

  • 建物が完成した後の見学では
    表面的な事しか見えません。
    工事中の見学は、機会があれば
    どんな工夫がしてあるか
    自分の目で見ることができます。
    他人任せ
    HM任せではなく、
    自分自身の目で見ることが大切です。
    断熱材はどうやって入っているべきか
    気密シートはどう張られているか
    窓はどのように設計したらいいか
    付加断熱はどこまでしたらよいか
    換気や空調はどう考えればよいか
    換気は一種の全熱交換でなければならないのか
    結露計算はどうされているのか
    日射の遮蔽はどうするか
    台風対策は
    防犯カメラは
    etc

 

  • 可児市 工事中見学会
    構造、断熱、気密etc
    3月9日(日) 10:00~16:30

 

 

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