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社長ブログケヤキの木の下で

2021年12月27日

デフロスト運転、建ててしまったら


おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今朝は氷点下2度の川辺町。
同じ美濃地方でも
西濃の関が原や養老では大雪警報が出るほどですが、
中濃地域のこの辺りは小雪が舞ってる程度です。
これくらいの気温になると、
エアコン暖房している住まいの方のお悩みはデフロスト。
床下エアコンであっても、1台で十分と言われていえる〇空調でも、
デフロスト運転に入ればエアコンは止まってしまいます。
肝心のもっとも寒く、
もっと暖かくしたいという時に限ってエアコンが突如、
プッシューという叫びとともに止まってしまいます。
昼間なら日射がありますし
夜間ほど気温が下がってませんからそれほど頻繁には起こりませんが、
昨日の日中のように昼間でも気温が5度以下だと
暖かくしたいのに、なぜ止まる!
故障か、不良品かと疑う方も多いと思いますが、
残念ながら故障でも不良品でもありません。
普段なら家にいない休日に部屋の温度が上がらない、
設定温度を上げてもすぐ止まってしまう、
昨日の日中や昨夜はそんな思いをされたかとも多いかと思います。
ネットで検索していただければすぐにわかりますが
エアコンが止まってしまうように見えた訳は、
室外機に付着した霜を取るための運転に入ったから。
機種や外気温にもよりますが昨夜くらい冷えると、
15分か20分ほど運転して10分ほど霜取りで止まるを繰り返すでしょうか。
飛騨地方や奥美濃あたりだと
寒冷地用のエアコンが普通にありますが、
それ以外の地域だとデフロストを意識することがありません。
一般地用エアコンが普通で寒冷地用を購入という方は、
それなりに分かっている人たちです。
愛知県あたりではそもそも家電量販店の店員が不要ですというかもしれません。
Ua値が0.46の高性能住宅で
エアコン1台で家中暖まります、と言われた住まいでも同様です。
デフロストの対策は
既に家を建ててしまった方なら
寒冷地用のエアコンに買い替えるか、
もう一台エアコンを設置して2台使い、
あるいは電気ストーブ。
ファンヒーターは排気ガスを室内に出すのであまりお勧めしません。
これから家を建てる方も同様ですが
実は設計上の工夫をすれば、
寒冷地用のエアコンを使わなくても普通のエアコンで対応できます。

紙太材木店で建てられる方のエアコンも普通のエアコンを使っていただいてますが、
ストレスなく過ごしていただいています。
実は私の住んでる離れは20年以上前の2x4ですので
寒冷地用エアコンを使用してます。
高性能な離れではありませんから
寒冷地用のエアコンでも時々デフロスト運転に入るので、
運転に入ると同時くらいに寒さが忍び寄ってきます。
一般地用のエアコンなら相当のストレスになりますから、
エアコンがだめなら灯油ファンヒーターということになってしまいます。
デフロスト運転でエアコンが止まることは、
温暖地の実務者の多くはほとんど認識していません。
設計中でもお引渡しの時でも
誰も説明しませんから、
エアコン1台で十分と言ったのにと後から文句を言われても仕方がありません。
2台目設置となれば、気密シートと断熱層、それに外壁に後から穴を開けることになりますから実務者として避けたいところ。
きちんとやろうとすれば
壁は一部めくる必要が出てきますから、
クロスなどの仕上げ材の補修、外壁の防水処理と、
金額もそれなりにかかってしまいます。

実務に携わる担当者はデフロストについて十分説明する必要があります。

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