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社長ブログケヤキの木の下で

2021年12月22日

日影・・

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おはようございます、
紙太材木店の田原です。
快晴で気持ちのいい朝です。
週末は池田町の家の見学会ですが、なんだか大荒れの予報が出てます。
室内は暖かくしてありますから全く問題はありませんが、
心配なのは車での移動の道中。
積雪量にもよりますが、雪が積もれば渋滞も予想されます。
どんな天気になるかは神のみぞ知るでしょうか。
お越しになる方は御注意ください。
本日は冬至、昼間が一番短い日。
あるいは、太陽高度が最も低い日。
でも寒さは、まだ本番ではありません。
寒さはこの後ひと月ほど遅れてやってきます。
冬至の日が一番寒いわけではありませんから、
設計時にもそのことを考えて日射取得や
庇の出巾の長さを考える必要があります。
もちろん建物の配置や
リビングや寝室、子供室の配置も同様です。
木造の注文住宅であれば
そこのところはかなりフレキシブルに対応する工務店や設計事務所もありますが、
大手のHMの企画住宅で型式認定などがとってあると難しいものがあります。
道路が東側で南向きの家となるとパターンが決まっていれば
間取りや外観にどのHMも大きな違いはないことになります。
南側にどんな建物がどんな配置にあるかはそれほど考慮されませんから、
日射取得や日差し、部屋の明るさなどは二の次。
Ua値が良くても、パネルが載っていてZEHでも、
こうしたらよかった、ああすればよかったが出てきます。
飯塚豊さんなどは
「多方方向から」「上方から」光を入れると言ってますが、
「多方向から」は眩しさの少ない室内環境を作るため。
上方に窓があれば光を遮る障害物はありません。
家の中央の吹抜けに光を落とせば南側に家が建っても、
日中は照明の要らない家ができます。
地方の田舎では、街中の密集地に比べれば、
それなりの広さと空間はありますが、

だからと言って好条件の敷地ばかりではありません。
設計者には住まい手の立地条件に合わせた知恵と工夫が求められます。

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