社長ブログケヤキの木の下で
2023年12月6日
保温力
- おはようございます、紙太材木店の田原です。
週明けの月曜日は氷点下で初氷でしたが、
今朝は4度ほどで少し暖かく感じます。
事務所の室温は朝の6時で20度
昨夜11時ころまで、
薪ストーブを焚いてましたから
暖かさが残っています。
- 最近はUa値(外皮平均熱貫流率)とか言いますが
- ある意味、親しみの無い言葉ですから
言葉自体にピンとこないという方も多くいます。
事務所に暖かさが残っていたのは
それなりに断熱性があるからですが、
より身近な言葉で言えば
保温性、あるいは保温力。
ポットや水筒の飲み物の暖かさが持続するのは
保温性があるからですが、
断熱性があるからとは言いません。
住宅の断熱性についても
実務者的には断熱性ですが、
一般の方の感覚からすると保温性の方が
理解しやすいのではないでしょうか。
- 一度暖めた熱を外に逃がさない。
ためておくには、住まいの保温性が大事。
保温性を高めるには
・床壁天井の断熱材を厚くする
・サッシをいいのにする
・隙間風が入らないようにする
保温性が高ければ
逃げていく熱が少なくなる
だからUa値は小さい方がいい
隙間のC値も小さい方がいい
逃げていく熱が少なければ
一度温めればいつまでも暖かい
夜、暖房を切っても翌日の朝まで暖かい
天気が良ければ
お日様がタダで温めてくれるから
暖房しなくていい
断熱と言う言葉よりも
保温あるいは
保温性とか保温力の方が
住宅には合ってるように感じるのは、
私だけではないのではないでしょうか。 - 保温と言う言葉、漢字、語感から
受けるイメージは
断熱と言う言葉のそれとは大きく異なり、
冬の住まいの暖かさの必要性を
ダイレクトに感じさせてくれます。
ただ、これは一つ気になる点があって
保温は冬はまさにピッタリの言葉ですが、
夏はと言うと真逆のイメージが出てしまいます。
実際は冷気を保温するという意味で
正しいのですが、
保温のイメージをどう捉えるかとなると
夏はどちらかと言えばマイナスイメージで残念。
- なので
冬は保温
夏は断熱と
使い分けて頂くと、分かりやすいですね。
冬は保温性が大事です。 - Ua値で言えば、0.3くらいまでもっていくと
寝る前に暖房を切っても
翌日の朝18度くらいあります。(5.6地域)
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