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社長ブログケヤキの木の下で

2023年12月4日

サイレント

 

  • おはようございます、紙太材木店の田原です。
    今朝は今シーズン初の氷点下でマイナス0.2度。
    昨日の日中も10度を越えませんでしたから、
    いよいよ冬本番のようです。

 

 

  • 週末に、​本荘町の家​の1年点検に行ってきました。
    ご主人とお子さんは素足
    日中はエアコンオフ
    室温は25度前後
    (1階24.9度、2階25.2度)
    パネルを6Kw載せていて、売電も含めて
    年間の電気代はプラスになっています。
    お日様エコキュートではなく
    普通のエコキュートですが、
    夜間ではなく昼間の沸上げ設定にしてあります。
    住み始めた当初は通常の夜間設定でしたが、
    電気代が1万前後だったので
    昼間設定にしたところ、数千円ダウン。
    お日様エコキュートでなくても
    通常のエコキュートの沸上げ時間を
    昼間設定に変えるだけで、
    かなり効果があることが分かります。

 

 

 

 

  • 左が注文住宅、右が建売分譲住宅です。
    ZEHも実は基準が色々あって、4種類もあります。
    色の一番濃い「ZEH」は
    注文住宅で22.7%
    建売分譲住宅では2.7%
    その他一般の方には
    分かり難いのが3種類ありますが、
    それらをまとめてZEH基準と言います。
    その合計が、注文住宅で48.0%と
    ほぼ半分になっています。
    ゼロエネルギーハウスが
    新築の注文住宅でほぼ50%
    誰もが年間の電気代がプラスになってる?

 

  • 冒頭紹介して家のように
    年間の電気代がプラスになってると
    勘違いされる方もいるかもしれませんが、
    そうではありません。
    実は、家電や調理に使うエネルギーは
    計算に入れなくていいことになってます。
    IHや食洗器、ガス、TVで使うエネルギーは
    無いことで計算しましょう。
    なので、
    ZEHの家で電気代がゼロのはずだけど
    毎月電気代を払っている家はそれなりにあります。
    毎年3%ほど電気代が上がれば
    その分、支払いは増えることになります。
    今現在、日本では電気代が補助されていますが
    来年からはその額が削減されることが
    発表されています。
    政府が新築住宅に
    毎年多額の補助金を出すのは何故なのか?
    もちろん景気対策や選挙対策もあるでしょうが
    それだけではありません。
    エネルギーコストは過去のデータを見れば、
    必ず上がっていくことが分かっています。
    人口が減少していく中、
    生産性はそのマイナス分を上回って
    初めてプラスになりますが、
    そうではありません。
    エネルギーコストの上昇分と
    人口減少に伴う生産性の低下
    その合計以上に
    毎年の給料が上がれば問題はありませんが・・・
    生活の基盤である住宅。
    そこで使うエネルギーを
    削減するもっとも効果的なのは3つ
    ・断熱と気密
    ・高効率な設備
    ・太陽光パネルこれらを備えた住まいを今作っておけば、
    子供たちの世代は
    住宅ローンを30年以上払う必要はありません。

 

  • 冒頭に紹介したような家に住んでいる方は
    数多くいますが、
    ある意味サイレントマジョリティ。自分の家は電気代がかからない家だとか
    冬は素足で過ごせるなんてことは
    誰も大声で言いません。皆さん、静かに黙って過ごされています。

    高い性能の家を建てている工務店や設計事務所としては、
    そんな住まい手にもっと
    話して欲しいのが本音ですが、
    話される方はほんの一部の方。
    それはそれで仕方がありませんし、
    ある意味成功している人は
    他人にそれを言いふらしたりしません。

    これから新築を検討される方は
    ZEHシリーズは、4種類あることをお忘れなく。
    ZEH基準ですはZEHとは限らない、
    ZEHですは電気代ゼロとは限らない)

    家電や調理を含めて、実際にその家で生活すると
    年間にどれだけエネルギーの必要な家かは、
    計算することができます。

    ZEHのどのシリーズかよりも、
    そっちの方が大事なはずです。
    恐らくZEH22.7%の内
    エネルギー代がゼロ
    又はプラスになっている家は、

    ​​皆さんが思っているより遥かに少ない割合でしょう。

 

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