社長ブログケヤキの木の下で
2025年2月28日
設備より躯体性能優先
- おはようございます、紙太材木店の田原です。
日中は暖かくなってきましたから
昨日は油断していて29度・・・
薪ストーブのおかげですが、室温調整が微妙なこの頃です。
- さて、2月も終わりですが
1月、2月の電気料金はどれくらいでしたでしょうか?
2月分の請求はもう少し先と思われますが
一般的に1月より少し安くなる傾向があります。
1月はお正月休みで家にいる時間が多くなりますし、
夜更かしすればそれだけ電気を使うことになります。
それに2月は28日しかありませんから
1月より3日少ないのも関係しているでしょう。
- 紙太材木店では
付加断熱を10年ほど前からしていますが
5年ほど前までは太陽光パネルは予算に余裕があれば設置。
パネルより先にすることは、断熱性を上げる事。
Ua値で言えば0.3程度までは
断熱性優先とお話してきました。
と言うのもパネルは後からでも容易に設置できますが、
住まいの断熱性を上げることは
後からの工事では費用も掛かりますし、
住みながらとなるとストレスも多く難しいものがあります。 - 北海道では外壁側からの断熱改修もありますから
ストレス的には軽減されても
費用的にはそれなりにかかります。
- 2017年から2020年までの
4年間の太陽光パネルの設置率は50%弱
ほぼ半数の方が設置してました。
それが2021年以降は、 - 100%の方がパネルを設置されています。
蓄電池の設置はまだありませんが、
電気代については
上がることはあっても
下がることはありません。
FITでの買取金額はまだしばらく続きますが、
価格的には減少傾向です。
エネルギー価格上昇に対する - 住まい手側の対抗手段の順番は、
1 断熱性を0.3程度まで確保
2 太陽光パネル
3 蓄電池
この順番です。
蓄電池は価格的にこなれていない感がありますが、
近い将来にはどの家庭でも設置の方向に行くと思われます。
- 紙太材木店の住まいのオーナーさんの
年間のエネルギー代の収支は
Ua値0.3前後
夫婦+子供2人
30坪前後
パネル容量4~5Kw
平均すると、
自家消費、買電、売電で
年間で+5700円となります。
10年間は売電がありますが、
その後は売電単価が安くなりますから
収支としてはマイナスになるでしょう。
- そのマイナスがどれくらいになるか?
FIT終了後の売電単価を
厳しめに見て6円
買電単価を40円とすると
年間のエネルギー収支は - マイナス90.000円ほどになります。
住まいの性能とパネル設置容量で異なりますが、
Ua値0.3前後でも上記のような収支になります。
断熱性を優先した住まいと
断熱性よりパネル容量を優先した住まいでは、
かなり違いが出るんじゃないでしょうか。
くれぐれも、設備より躯体性能(断熱性、耐震性)を
優先してください。
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