社長ブログケヤキの木の下で
2023年12月29日
忖度?
- おはようございます、紙太材木店の田原です。
昨日まで数日、日中は暖かでしたが
朝は氷点下で池に氷が張ってました。
ようやく今日は、なんだか残念ですが
氷が張っていません。
- さて、日経アーキテクチャー。
日経ホームビルダーが謎の休刊になってから
その代役と言うことでしたが、 - 住宅専門と言うわけにはいかず
住宅屋としては物足りない雑誌になってました。
- その日経アーキテクチャーの12月28日号。
新設された断熱性能等級5が
4地域から7地域までが同じUa値0.6 - という不思議を前先生が解説してます。
簡単に言うと
東京以西の多くの人口集中地域は等級6
Ua値で0.6でそれなりにカバーできるけれど、
周辺の4.5地域も同じUa値で行ければ
日本のかなりの地域を
同じ断熱仕様でカバーできるわけで
HMサイドとしては楽チン。
一応、25年に義務化される等級4の
一つ上を行く等級5をクリアと胸を張って言える…
つまり、この断熱性能等級5の
対象範囲と数値は、
住まい手のためだけでなく
その他のいろんなところに忖度して出てきた数字…
実務者であれば
当初からなんで?と思っていた
断熱性能等級5のエリアと数値。
国の基準は、
必ずしも全て住まい手だけのために
出てきた数字ではないことが分かります。
- さて、2025年に義務化される断熱性能等級4
2030年には不適格になることが分かってますし
断熱性能等級5は、
2025年には最低基準になります。
30代で家を建てれば
50年はその家に住むことになります。
人口が減少していく中、
お子さんや地域にとって負債にならない家が
求められています。
どんな性能の家にするかは他人任せではなく、
自分自身で考えるしかありません。 - 特に、4地域、5地域にお住まいで、
- 実務者から断熱性能等級5を勧められたら
- きちんとその理由を聞く必要があります。
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