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社長ブログケヤキの木の下で

2019年11月25日

ウッドワンが伸びてきたのは?


おはようございます、
紙太材木店の田原です。
前回に続いて日経ホームビルダー12月号の記事からです。
日経HBでは定期的に工務店や住宅メーカーからアンケートを取って、
採用したい建材や設備のメーカーをランキングしています。
面白いのは消費者が使いたいものではなく、
あくまで作り手である工務店や住宅メーカーといった
実務に携わる人間が使いたいものであることです。
1位から10位程度までランキングされていて単なる人気投票ではなく、
採用したいと考える理由も
機能性、耐久性、省エネ性能、デザイン、コスト、サポートでの点数で
順位が決まります。
調査項目が多くなるほど点数が平均化されて、
上位の順位はそれほど変わりません。
それでも目を引いたのは、
住宅用室内ドアの順位でウッドワンが前年の4位から2位に上がり
首位に迫っていること。
フローリング部門でも、前年の3位から2位に上がっていることです。
ちなみに、室内ドアの1位はリクシル、3位はパナソニック
フローリングは1位がパナソニックで3位は大建工業
自然素材を標榜する工務店やメーカーでは以前から、
ウッドワンの室内ドアやフローリングの採用率は高い傾向にありました。
これはウッドワンが無垢材で作っていることと関係しているようですが、
今回の調査ではそのような会社ばかり選んでいるわけではありません。
採用したいと考える理由の調査項目に
自然素材と言う項目があるわけではありませんから、
順位が上がってきた本当の理由は他にあるのかもしれません。
調査に答える担当者の意識が無意識に変化している可能性もありますし、
使ってみたいと言う願望が調査結果に影響している可能性もあります。
ただ、今回の調査で全てのことがわかるはずもありませんが
憶測で言わせていただければ、
ウッドワン以外のメーカーで
無垢材の建材を希望すると価格は跳ね上がりますが、
ウッドワンではそれをあまり感じません。
一般の人々の意識に温暖化、省エネ、SDGs、CO2、異常気象などのキーワードが
日常の生活の中に入ってくると
従来、何の違和感も感じなかった事柄に意識が向くようになるのかもしれません。
今回の調査がそのような変化を、あるいは変化の兆しを示しているとしたら
それはそれで良い方向であるわけで、
そちらの方向(住まいの省エネ性、SDGs)を目指している工務店や実務者には追い風となるでしょう。
あとは実際の住まい手がどのように考えるかです。

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