社長ブログケヤキの木の下で
2020年2月14日
意外に盲点な設備機器の気密性
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
昨日はこんなに暖かくていいのか心配になる陽気でした。
今朝の気温も名古屋は8度とニュースが言ってましたが
川辺町は4.5度。
日中はともかく、朝は寒さが続きそうです。
さて、昨日は大門の家の気密測定。
気密測定は第三者機関のホームリサーチに依頼してます。
測定前に家の中を減圧して漏気個所を確認しますが、
現場から、
ユニットバスから漏気してます。
そのままで気密測定するのかと確認の連絡が入りました。
手をかざしてみると、サッシの漏気の比ではないくらいとのこと。
空気が漏れてくるのは、エプロンといって洗い場側の浴槽の側面。
浴槽が洗い場の床から30センチほど上がってますが
その30センチの壁をエプロンと言います。
エプロンは点検のために取り外しができるようになっています。
通常、このエプロンは水漏れの恐れもありますから、
密閉対策が取られています。
そこから漏気と言うのは
取り付け方がNGか
メーカー―の設計の問題か製品不良。
疑われるのは取り付け方ですが、
とりあえず気密測定はそのまま行うように指示を出し
現場に行ってみることに…。
途中測定結果の連絡が入り、C値は0.2。
引違いの掃出しサッシが6か所もある川辺の家Dが0.3だから、
妥当な数値と思う。
現場で漏気を確認すると、かな~り漏れてきます。
このまま濡れた体で洗い場に座ればクレーム必至です。
ユニットバスの施工業者はすぐに来てくれましたが、
確かに漏気してますが、取り付け方に問題はありません。
私たちではこれ以上何もしようがありませんとの事。
ということで
TOTOの担当者にから連絡が入り、
本日朝一番で現場確認をすることになりました。
川辺の家Dでもガス乾燥機の乾太君から漏気してましたが、
設備機器は意外に盲点となっている可能性があります。
住宅本体の性能向上に設備機器の性能、
特に気密性と言うことに対して
メーカーはほとんど意識していないと思われます。
気密性をきちんと確保しようとすると、
設備機器に対しては建築側でひと手間かける必要がありそうです。
ちなみにこのユニットバスは
TOTOのサザナ
エプロンの固定は両サイドと上部だけで
下端の中間では固定できないとの事。
両サイドを締めすぎれば中間が反って浮いてくるのは当然のこと。
さて、どうなるか?
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