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社長ブログケヤキの木の下で

2012年6月22日

枠材を仕様改定します

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
紙太材木店では従来使ってきた窓枠材、建具枠を
大きく仕様変更致します。
今まで紙太材木店ではパイン材の無垢材を窓サッシの枠や
室内のドアの枠に使ってきました。
120622_080241.jpg
自然塗料で塗装してあるもので、
材料、質感、共に申し分の無いものです。
今回の仕様改訂では
これを栂(つが)の無垢材に変更するものです。
120622_082654.jpg
左は柾目、右は板目
写真では分かりにくいですが
荏油を塗っています。
購入する段階では定尺材(ある決まった寸法、長さのこと)
で乾燥させた状態で入ってきます。
現場で必要なサイズは違いますから
大工さんに窓枠の形やドア枠の形に成形してもらうことになります。
この時にカンナが必要になります。
カンナも仕上用のカンナ
荒削り用のカンナといろいろあります。
これからは
紙太の現場では昔と同じようにかんな屑が山のように出ることになります。
同時に木の香りも
仕様を変えたのは
無垢材でも自然塗料を塗っていれば
その材料が本来持っている
経年変化の自然な姿を見ることが出来ないからです。
美しい桧にウレタンを塗ると
自然な美しさはありません。
(私の家の脱衣室がそうです)
林望さんは「時の味」と言う言葉を使っていますが
時とともに飴色に、
そして手入れをすれば艶を増していく姿
本来が木が持っている美しさを知っていただきたい
そんな想いの仕様改定です。
大福町の家がその第一号になります。
昨日のレーモンドは建築について五つの原則を述べています。
単純さ、正直さ、直裁さ、経済性、自然さ
詳しい説明は省きますが
レーモンド事務所の所員はこの五つの原則を理解しないと
デザインに参加させてもらえなかったとか
レーモンドに付いては日を改めてお話させて頂きます。
それでは
皆さん、次回をお楽しみに。

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