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社長ブログケヤキの木の下で

2011年11月3日

高断熱な離れ

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
曇りですが
雨の心配はなさそうですね。
今日は祝日ですが
もちろん現場は動いています。
昨日のお話のちょっと続き
漏気を考慮しないQ値、
参考程度と考えていいのではないでしょうかと
昨日書きました。
これはどういうことかというと
いくら優れた断熱材を使っても
あるいは断熱材を厚く入れても
C値が低ければ
その性能を最大限引き出すことが出来ない事を意味します。
分かりやすく言えば
厚さが9センチの断熱材が入る2x4の住宅の壁
厚さが14センチの断熱材が入る2x6の壁にしたとして
これで5センチ分増えて5割増の厚さの断熱材
とっても温かいぞと期待しても
C値次第で
なんで温かくないの?
ファンヒーターの灯油、かなり使うなぁ
となる可能性があると言う事です。
実は、
何を隠そう私の家の離れ、
20年前に建てましたが2x4の家です。
壁は2x6です。
床、壁、天井には断熱材が充填されてますが、
残念ながら気密は取れていません。
気密シートのことは当時も知っていたのですが
今ほど深く理解していたわけでなく
入れていません。
この離れ
今私が作る家の断熱材より厚く入ってますが
(2センチほど厚いです)
暖かさは随分違います。
当然、いま私が作る家のほうが暖かいです。
断熱材は薄いのに・・・
もっとも
今私が作る家は
当時の家に比べれば
気密性は格段に進歩していますし
地中熱を利用したり、
ピンクの断熱材にもいろんな工夫がしてあり、
まさに隔世の感があります。
単なる高断熱だけでは暖かくないという見本が
私の家の離れ
離れですがそこで寝起きしてますから
実体験に基づくお話です。
断熱材だけで暖かい家はできませんから
覚えておいてくださいね。
気密、断熱、換気、冷暖房システムです。
もちろん間取りにも工夫が必要です。
それでは
皆さん、また明日。

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