社長ブログケヤキの木の下で
2024年5月6日
今ならお値打ち
- おはようございます、紙太材木店の田原です。
連休最終日はどのようにお過ごしでしょうか?
私は取引先の銀行の親睦会、 - 今夜はナゴヤドームでナイター観戦。
中日は首位とは3ゲーム差ですから、
何とか頑張ってもらいたいものです。
- 先日工務店仲間と話していた時の事。
勉強会に一緒に出ていた、
別のA工務店の話しになりました。
性能重視でやってきたけれど
コロナ後は価格が上がってしまって
売り上げが低下して大赤字。
このまま高性能を続けても
会社が維持できないので性能を捨て、
価格重視路線に変更したという話です。
経営者としては
あるいは一人の建築人として
きちんとした性能の家を建てたい
しかし、売り上げの激減で
このままでは会社が維持できない
手の届く価格にすれば
会社は元の売り上げを
回復する可能性が高い
社員やその家族、
自分の生活もかかっているわけですから
誰も非難することはできません。
大きな社会情勢の変化の中では
様々な経営の在り方があります。
特に小規模な工務店では
抗いようのない変化は常にあります。
- もちろん、大手だからと言って
従来通りというわけではありません。
大和ハウスなどは
注文住宅から分譲住宅に
鉄骨から木造に
軸足を移すと発表しています。
これなどは社会情勢の変化に
いち早く対応した結果と見ることができます。
しかしそんな中、
国は2050年にカーボンニュートラルな社会を
実現する方向に動いています。
(温室効果ガスを排出しない社会)
住宅に関して言えば
カーボンニュートラルを実現するための
2050年までの工程表もできています。
来年の2025年に省エネ基準を義務化すること、
2030年までに義務化のレベルをZEHレベルにすることも
既に工程表の中に組み込まれています。
- 義務化レベルにするというのは
家を建てる時に確認申請をするのですが、
この申請の時にZEHレベルの性能が
義務化されるということです。
そのレベルに達していないと
家を建てることはできません。
2030年にZEHレベルに達していない住宅は
既存不適格住宅となることが分かっています。
その上で、今から2030年までの6年間に
どんな性能の家を建てるか?
住まい手となる方は
よくよく検討する必要がありますし、
ご自分でも知っておく必要があります。
HMや工務店といった建てる側が必ずしも
あなたが知っておくべき情報を
親切に丁寧に、
全て開示をしてくれるわけではありません。
経営者の考え方次第で、
来年の省エネ基準さえ満たせば
どんな家でも建てることはできてしまいます。
もちろん、来年の省エネ基準さえ
満たさない住宅も、
今なら建ててしまうこともできます。
基準が厳しくなる前の今なら
お値打ちに住宅が建てられますなんて
言葉を信じれば、ババを引いたのと同じです。
そのババはあなたのお子さんも
誰も引き取ってくれません。
40年後誰かが買ってくれる可能性も
限りなく低いと見ていいでしょう。 - .
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