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社長ブログケヤキの木の下で

2012年8月22日

最近わかりにくい省エネ住宅

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
最近はスマート住宅や
いろんな省エネ住宅の広告が花盛り
太陽光パネルは当たり前で、
床下暖房、床下冷房、地熱住宅、ゼロエネ住宅etc
総称すれば省エネな住宅とは
その家で生活していく上での消費エネルギーの少ない家
大きく分ければ
暖房、冷房、給湯、家電
この4つで消費されるエネルギーをいかに少なくするかに尽きます。
給湯や家電は設備機器の性能によりますが
暖房や冷房エネルギーの過多は住宅本体の性能に依ります。
住宅本体の性能は作り手の工務店の能力によりますが
省エネと言う言葉だけから判断すると
太陽光パネルを載せれば
例えば4.6Kwのパネルを載せれば
住宅本体の性能のいい家でも悪い家でも
同じように発電します。
(昼間、人のいない時なので電気を使用しているのは冷蔵庫ぐらい、
 性能のいい家も悪い家も違いはありません)
発電して売電しますから
売電した分トータルの電気代が安くなるから
エネルギーが節約できた。
つまり世間一般で言う省エネ住宅になってしまいます。
でも、ホントに省エネ住宅か?
一般的には
ストーブをガンガン焚かなくても暖かい
エアコンでキンキンに冷やさなくてもほのかに涼しい
それほど冷暖房費をかけなくても過し易い家、
住宅本体の性能が良い家が省エネな住宅のはず。
太陽光パネルを載せてるから省エネな住宅なのではありません、
10年後に買取価格が半減した時
また電気代を払うようなら
(今でも10年後のシュミレーションはできるはずです)
あまり省エネ住宅ではなかったということになります。
住宅の基本性能は
気密、換気、断熱、冷暖房システムで決まります。
設備機器(エコキュート、太陽光パネル、エコジョーズetc)に頼った省エネ住宅は
本質からずれてるように感じます。
夏や冬の夜間の冷暖房エネルギーがどれだけ必要な家なのか
(夜間は太陽光パネルが使えません)
省エネ度を知る一つの目安になります。
それでは
皆さん、次回をお楽しみに。

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