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社長ブログケヤキの木の下で

2012年12月10日

家の中にいる時間、意外に多い

こんばんは
紙太材木店の田原です。
今日は岐阜県中雪のようで、
日中も最高気温は3度ほどと寒い一日になりました。
とは言うものの、
マキコのおかげで室内は28度
腕まくりをして半袖状態で仕事をしています。
さて、森林アカデミーで先日受けた講義の中で
廣田准教授が現代人の室内滞在時間の話をしてくれました。
建築環境が人体にどのような影響を及ぼしているかを専門に研究されています。
その調査結果によると
なんと24時間のうち
20時間以上室内にいる人の割合が60%
この場合室内と言うのは
人工的に作られた床、壁、天井があるところを言います。
つまり、電車の中も車の中も室内
スーパーも体育館ももちろん室内
外気の影響を直接受けない環境と考えれば良さそうですが
考えてみれば私たち現代人はいかに外気に触れる機会が少ないか
特に冬場はコートを着るとき以外は室内にいると考えられます。
学校へ通う子供達も
通学の時間や体育で外で運動する以外は室内。
専業主婦であれば買い物に出かけるために車に乗るまでの時間
車から降りて駐車場を歩いてスーパーに入るまでの時間だけが
外気と直接接する時間ということになります。
つまり冬場はほとんどの時間を
人工的な環境の中で呼吸をしているわけで
人が一日に吸う空気の量がドラム缶50本分とすると
室内空気環境の重要性がわかるというもの
北欧では建物完成後に換気量の測定検査をしますが
日本では換気扇の存在を確認するだけ
換気回数は多いほうが良く
それでも寒くならない家づくり
矛盾している?
C値(相当隙間面積)5cm2/m2程度の家では
風速6mの風が吹けば温度差換気も含めて
1時間に1.8回の空気が入れ替わる
プラス24時間換気の0.5回が含めると
1時間に2.3回、家中の空気が入れ替わる事になる
だから気密の取れていない家は寒い。
どんな断熱材を使っても同じ事
空気が替わってしまうんだから。
これでは換気が増えても寒くなってしまい
かえって体に悪い、ヒートショックで脳卒中なんてこともありえる。
換気と気密と断熱
それに冷暖房システムをきちんと設計し
同時にその施工が出来ることが大切
一日にドラム缶50本分もの空気を吸うんだから
綺麗な空気が吸いたいね、暖かくて。
現場発泡のウレタンのことはこちらをみてね。
それでは
皆さん、次回をお楽しみに。

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