社長ブログケヤキの木の下で
2018年12月26日
住まいの不易流行
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今年も残すところ数日ですが
台風被害の補修工事がまだ一部残っています。
大阪の友人の工務店も同じようですが
こちらよりも件数が多くまだ40件近く残っているとか。
難儀しているのはカーポートの屋根と瓦
カーポートの屋根はポリカーボネイトですが
未だに一部の色の製品しか出ていなくて
全国的に取合いになっているようです。
瓦が難儀するのは
職人の不足もそうですが
一番困るのは今はもう作っていない瓦が破損したり、吹き飛ばされているケース
上の写真もそうですが
形状や取付方法が特殊でその製品が廃番となるとお手上げです。
問屋や伝手をたどって探し回ってもらい
倉庫の片隅に同じような瓦を見つけるまでに3か月・・
3枚だけ残っていたそうで飛んだ瓦は補修できますが
欠けた瓦は板金を差し込んで補修と言う事になりました。
建てられたのは25年ほど前なので
無くても仕方がないと思われるかもしれませんが
25年も経つと補修工事、メンテナンス工事
あるいはリフォームを検討する時期になります。
その時に同じものが無いと言うのは問題です。
製品としては丈夫で長持ちしても
廃番になってしまえば万事休す。
一般的に新しもの好きの日本人は
新しいものが出ると購買意欲が高まるようで
車のモデルチェンジに始まり
あらゆる製品のサイクルが諸外国に比べ短いようです。
壁紙のクロスなど
毎年のように新しいサンプル帳が送られてきますし
外壁のサイディングや
住宅の設備品も同様です。
今住宅を建てる方は
恐らくその家に50年程度は住むことになります。
若いこれから家を建てる方は
住まいの外観や内装、あるいは間取にそれなりの夢や希望があると思いますが
一時の感情や感性で決めるのではなく
冷静に、ある意味普遍的なデザイン、
長く愛されるデザインとはどんなものか
調べてみる事も大切です。
50歳を過ぎても、
メルヘンチックな家に住んでいたい方は別ですが。
不易流行
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