社長ブログケヤキの木の下で
2018年12月28日
20年は続くかもしれない電気代の上昇に対する自衛手段は?
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
先週の予報では今日明日は寒波で雪かもという予報でしたが
快晴の美濃地方
氷は張ってますが気持ちのいい朝です。
今朝のNHK、来年2月からの電気料金の値上げを報じてました。
今年の2月と比べると
平均的な家庭で700円前後の値上げになるとか
一番電気の使用量が多い2月の金額ですが
年間を通すと数千円は上がることになります。
但し2月は日数が他の月より少ないので注意が必要です。
恐らく電気代は今後10年、20年と言った期間
毎年数%値上がりが続くでしょう。
自然エネルギーに力を入れても
原発を進めるにしろ、廃炉にするにせよ
石炭を輸入して火力に注力しても
必要なのは資金で
それは電気代に上乗せされることになります。
電気代が安くなる要素はほとんどありません。
自衛手段は自宅に設置するパネルと家そのものの性能を上げておくことでしょうか。
パネルは今後の電気代の上昇傾向と
パネル本体の金額の低下傾向を見ながらいつ設置するかを考えればいいでしょう。
もちろん、新築時に家の性能を十分上げてさらに予算があれば設置をお勧めします
家そのものの性能は建築時にほぼ決まってしまいます。
あとから断熱材を厚くしたり、サッシを全て交換したり
あるいは気密を上げることは相当な金額が必要になるのは
お分かりかと思います。
順番は先ず、家の性能を上げること
目安はいつも言ってるように最低でもHeat20のG2レベル
そのうえで資金的な余裕があればパネル設置でしょうか。
電気代は上がりこそすれ、下がる要素はそれほど多くはありません、
自衛する以外ないのですが
お上は(政府)はそんなことは言ってくれません、
間接的にZEH(ゼロエネルギーハウス)にしろとか
パネルを設置すれば電気を高く買い取るというようなことしか言いません。
これから家を建てる方はそのあたりのことも考える必要があります。
これからの家は個人の資産であると同時に50年以上持つことを考えれば
社会全体の資産でもあります。
現在の日本の社会を見れば空き家が1000万戸に迫ってますが
これらは資産と言うより負債です。
今後の社会の変遷を予測すれば
性能の低い家が社会の資産になることはなく
恐らく負債と化していくでしょう。
暑い家、寒い家、電気代のかかる家では誰もその家に住みたいとは思いません。
Heat20のGレベルがどの程度かは
調べればすぐに出てきます。
Category
- 家づくりのたいせつな話(513)
- 雨漏れ(25)
- 高性能 省エネ(413)
- 温熱環境(207)
- 雑記(252)
- 新住協(新木造住宅技術研究協議会)(36)
- 室内環境(36)
- MOKスクール(28)
- 紙太材木店の考え(91)
- 建築巡礼(36)
- レイモンド(3)
- 耐震のこと(32)
- 手仕事 道具 機器(93)
- 断熱のこと(88)
- イメージ 仕上がり(72)
- 暮らし(176)
- 古い民家の再生(80)
- 経年変化(7)
- イベント情報(27)
- 換気(25)
- 結露(29)
- インテリア(20)
- メンテナンス(6)
- 紙太材木店の仕事(2)
- 素材(66)
- サッシの性能(51)
- 料理(141)
- 室内環境と健康(15)
- 庭造り(2)
- リフォーム(55)
- 現場レポート(184)
- 性能とデザインのバランス(17)
- 耐久性(3)
- 住宅医 ぎふ木造塾(22)
- 造作家具(25)
- 本の紹介(40)
- ZEH(3)
- 百年の家プロジェクト(45)
- 薪ストーブ(48)