社長ブログケヤキの木の下で
2023年3月10日
腹の足しに
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今朝の事務所の気温は22度、
昨夜の暖房がそのまま続いている状態です。
外は12度、今日も昨日と同じように
暖かい一日になりそうです。
一昨日は新住協中部東海支部の研修会。
本部から久保田、平野の二人の理事に
来ていただき、講師をお願いしました。
久保田さんは仙台から
平野さんは青森の十和田から
来ていただきました。
久保田さんは4年ほど前に
Q1.0住宅(レベル4)を建てて
ゆりが丘の家
暮らしてますが、
設計詳細もオープンにされています。
新たな住まいを考える時の設計の過程、
つまり何を検討したか
仕様はどう決めたか
その過程でQPEXがどのように使われたか
実生活ではどうなのかなど
これから住まいを検討される方には、
とても参考になる資料です。
同時にサイト内に動画があります。
久保田さんが
2年間の実生活の温熱環境を
解説したものです。
YOUTUBEなどでは
様々な情報があふれていますが、
実務者が自分の家である
高断熱高気密な住まいの設計プロセスを
解説しているものは稀です。
一般ユーザー向けに解説してますから
これから新築を検討される方、
あるいは今現在打ち合わせをされている方には
必見の動画や資料でしょうか。
断熱性能等級が新設されてから
等級やUa値、あるいは
G2、G2.5等
表面的な数値の議論がありますが、
前回紹介したEUのエネルギーパスを
見ても分かるように
意識すべきはそれらの数値ではなく、
その家に住んだ時に
どれだけのエネルギーが必要な家か。
いくらUa値が良くても
G2やG2.5でも
断熱性能等級が6であっても、
消費するエネルギーが多ければ
ある意味何のための数値か?
暖冷房でいくらかかるのか
家電や調理、換気、給湯、照明
全て含んで1年間暮らすと
いくらかかる家なのか?
そちらの方が
Ua値があるいはG2.5云々より、
遥かに身に迫ってくる数字。
その数字はあなたの財布から出ていくお金です。
出ていくお金が少なければ腹の足しになりますが
Ua値と言う数字では腹の足しにはなりません。
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