社長ブログケヤキの木の下で
2020年1月22日
お風呂を暖かくする工夫
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今朝も氷点下の美濃地方
東京は3.8度ですからそれなりに寒い朝です。
週末は川辺の家Dの見学会でしたが
前々日からエアコンを稼働させました。
24時間エアコンが基本の全室冷暖房ですが
(もちろん春秋は除きます)
いままで暖房されていない冷えている建物本体を空気で温めるわけですから
時間がかかります。
エアコンから出てくる空気の温度は40度より少し低い程度で
それはあなたの吐く息とそれほど変わらない温度
フーッと息を吹きながら家を温めるのと同じですから
時間がかかるのもお分かりいただけると思います。
お正月に帰省するから2.3日家を空けるケースでも
家を冷やさない工夫が必要です。
さて、
空気の温度自体は暖まっても
床や壁の表面温度が体感気温に影響します。
タイル張りの浴室の方は毎日体感されていると思いますが
最初にお風呂に入る人は幾らシャワーで湯気をもうもうとさせても
寒々とした感覚から逃げられませんが
あとに入る人になるほどその感覚は薄れていきます。
床や壁のタイルの表面温度の違いがそうさせるのですが
お年寄りに最初にお風呂に入ってと言うのは
ある意味ブラックジョークになります。
上の写真は
一番上がお風呂
二番目が二階寝室
三番目が玄関
一番下がこの温度計の置いてあるリビング
エアコンの温度設定は24度
2.2kwの6畳用タイプ一台
最近建てられた家でも家の中で一番寒いのは浴室
寒いというと語弊があるかもしれませんから
他の部屋に比べて温度が低い、というべきでしょうか。
第一種の熱交換換気扇を使っても
トイレやお風呂は第三種換気の併用が普通ですからそうなります。
上の写真はユニットバスを写したもので
床の表面温度は25.2度
もちろん浴室暖房機などという電気代やガス代がかかるものは使っていません。
裸になるところですからきちんと温めておく必要がありますから
設計者は脳みそに汗をかいて考える必要があります。
脱衣室や浴室を含め換気をしながら
家の中で一番暖かくする必要のある場所(脱衣室、浴室)を暖かくすることはとても大切です。
そのためには従来の断熱材の厚さやサッシの性能、気密と言ったものを
きちんと考え直す必要があります。
当日の美濃地方
朝の気温はマイナス1.2度
放射冷却で温度計の表面温度はマイナス3.8度
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