社長ブログケヤキの木の下で
2023年11月10日
相続登記のキモ
- おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今日は雨。
ケヤキの落ち葉に雨ですから
濡れ落ち葉になります。
翌日晴れていても、掃き掃除に難儀します。
- 来年4月から、相続登記の義務化が始まります。
これから土地を購入して
新築の家を建てる予定の方の中にも、
影響を受ける人が出てくると思われます。 - つまり、ご夫婦の両親の土地、家
更に遡って
祖父母の土地、家
その相続登記は済んでいる?
何のうれいも無く、
新たに土地を購入して大丈夫か?
簡単に言うと
相続した建物や土地は、
誰のものになったかわかるように
ちゃんと登記してくださいね。 - 今までは、相続しても登記をしてない
土地や建物があって
誰のものかわからない
あるいは
何十年も前に死んだ人の
土地や建物があって
相続人自体が日本中に散らばって
所在が分からず、
課税できないケースが多くありました。
それを遅まきながら
相続登記を義務化して、
登記をしない違反者には過料を科す
(10万円以下)
と言うことになります。 - 来年の4月からなんですが
この法律のキモと言っていい部分は
一般的には
法律の改正があると
その法律が施行されてから
適用されます。
つまり法律の施行前のことについては
問われることはありませんが、
この相続登記の義務化の法律は
遡って適用されます。
簡単に言えば
法律が改正される前の相続に対しても、
適用されるということです。 - 家を建てる予定の方の
ご夫婦それぞれの実家の相続。
遡ってその両親の親、
つまり祖父母の土地や家の相続についても
考えておく必要があります。
土地や建物を相続すれば
固定資産税はつきもの。
国の財政がひっ迫してますから、
今までは大目に見ていた課税漏れも
見逃さず徴収する姿勢です。
所在者不明の土地の総面積は410万ha。
九州全土の面積より広くなってます。
- 出典 (所有者不明土地問題研究会資料)
- 上記の資料を読むと、
建物や土地を所有している人の
半数近くがそれを重荷と感じているようです。
家を新築される方の多くは、
それまでアパート住まいなどで
固定資産税を払うという経験がありません。
新築の場合
最初の数年間は固定資産税が軽減されますが、
その後は通常通り課税されます。 - ご自分の家の固定資産税に加え、
相続すれば両親の土地建物の固定資産税も
払うことになります。
運が悪ければ祖父母の土地建物も…
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