社長ブログケヤキの木の下で
2011年5月28日
C値を考慮しない第一種換気の熱交換率 2
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
生憎の雨ですが
朝から地鎮祭の予定
今は小降りなので
何とかもってくれるといいです。
さて、昨日のお話の続きですが、
熱交換器のメーカーは
交換機が
その求められる性能
あるいはユーザーに期待されてる性能というものが
第一種換気の場合
最低でも
C値が0.5cm2/m2
推奨値としては
0.3cm2/m2以上の家でなければ
発揮できないだろうことはわかっています。
ただ交換機メーカーとしては
設置される家のC値のことまでは
わかりません。
それは建築会社の責任です。
メーカーは機器単体として
優れた製品を作り上げてますが
(匂いやVOCの問題は別です)
それを発揮する環境
つまり家が力不足なのです。
建築する側としては
たとえ全館空調にしても
たとえ全熱、顕熱交換機をつけても
住宅の基本性能のひとつである気密が
きちんと施工されていなければ
その効果はかなり差し引いて考えなければなりません。
そうでないと
私の知人のように
全館空調の家に床暖房をつけることになります。
また気密はあまり良くないけど
省エネで住宅が売れそうだから
熱交換器をつけようと言うのでは
あまりにお客様に不誠実です。
また
熱交換器のメーカーは
建築会社に機器を販売する時
その会社のC値がどれくらいか
確認すべきでしょう
C値0.3がこの機械の推奨値ですが
おたくの会社はどの程度のC値をだされますか
推奨値ができないのならお止めになったほうがいいですよと
長い目で見れば
ただ機械が売れればいいでは
これからの時代に残っていけません。
住宅に付属する機器は
機器単体の性能といったうわべの数字(エアコンのCOP、太陽光発電etc)
だけを見るのではなく
その機器の性能が発揮できる住宅かどうか
住宅の基本性能が
どの程度の住宅会社か
確認する必要があります。
気密、断熱、換気、冷暖房システム
これが住宅の基本性能です。
それでは
皆さん、また明日
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