社長ブログケヤキの木の下で
2023年12月15日
レノン忌
- 緒方洪庵 適塾 外壁の杉板(40年経過)
- おはようございます、紙太材木店の田原です。
今朝は雨。
ケヤキの葉はほぼほぼ落ちましたが、
エノキの葉はまだ残っていますから
今日の雨でかなり落ちるでしょう。
昨日のTVで12月8日をレノン忌と言っていましたが
私の世代は太平洋戦争、開戦の日。
同じように12月14日は討ち入りの日ですが、
以前ほど報じられないのは少し寂しい気がします。
討ち入りの日は雪が積もっていたそうですが、
昔の東京の12月14日は寒かったんだと
勘違いしている人もいるかもしれません。
実は江戸時代は旧暦なので、
今の感覚の12月ではありません。
新暦は明治からなので、
元禄14年12月14日は
新暦で言うと1703年1月末頃とか。
1月の末なら東京で雪が積もっても
不思議ではありませんが、
それでも温暖化したこの頃では
東京でかなりの積雪となると一大事でしょうね。
- さて、この二日間ほど
KKBの勉強会で関西でした。
東福寺と天龍寺は、それぞれ40年以上
お寺の庭の手入れをされている庭師の
責任者の方の解説を聞きながら回るという
贅沢なツアーです。
さすがにこの規模のお寺の庭の
手入れをされている庭師の方になると、
庭というものの捉え方に哲学があります。
その範囲は庭にとどまらず、
日本文化に対する素養が
ベースになっていることが分かります。
普段は家づくりにおける
温熱や耐震、換気や気密などという
狭い範囲について色々とお話ししてますが、
背景にあるのは
日本の建築文化や環境負荷、
SDGsをはじめとする住まいの持続性です。
今回の研修では、もっと広く深い所まで
勉強する必要があると感じた次第。
住宅を設計する実務者にとって
建築の勉強はもちろんですが、
時間軸である歴史を知ることで
未来を予測する能力も養えます。
12月8日や14日をどう捉えるか
住宅の建築とは
何の関係も無いように見えますが、
どこか深い所で繋がっているように感じます。
今回の京都の勉強会
東京でも座学でもZOOMでも無理で、
参加しなければ得られない多くのものがありました。
今後の紙太材木店の家に
乞う、ご期待!ですが、
一朝一夕と言うわけにはいきませんので
その点はご容赦下さい。 - .
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