社長ブログケヤキの木の下で
2023年12月22日
見分ける
- おはようございます、紙太材木店の田原です。
今朝は久しぶりのマイナス3.2度。
美濃地方の冬の朝は
こうあるべきという温度です。
一昔前であれば、マイナス4度、5度は普通でしたから
ある意味、少し物足りない気がします。
ここまで冷えると室内もそれなりに下がります。
昨夜は薪ストーブで
10時頃まで暖房していましたが、
今朝の事務所の室温は16度。
16度では少しストレス。
寒くも暑くも感じない気温が理想ですから
夜寝る前に暖房を切ったとしても、
朝の室温は18度程度は欲しいですね。
- 私の言うこの18度は
リビングがとか寝室がではなく、
トイレや玄関、キッチンも含んだ家中と言う意味です。
高性能な家であれば可能ですが、
最近はどこのHMも工務店も
「わが社の家は高断熱高気密です」
そう言う会社が
石を投げれば当たるくらい巷にあふれています。
寝る前に暖房を切って翌朝18度と言うのは、
相当ハードルの高いレベル。
切る前の暖房設定温度や
夜間の気温にも左右されますが、
6地域の場合Ua値で言えば
0.3を切らないと難しいでしょう。
暖房を切ってしまうわけですから
その家の素の断熱性が出てしまいます。
実は、断熱や気密など性能的なことに拘っている
設計者や工務店であれば、
寝る前に暖房を切ったら
翌日の朝、家の中が何度になるか?
誰でも計算してますから、教えてくれます。
一般の方がHMや工務店巡りをして
藪の中に入ってしまうのは、
皆が同じことを言うから
つまり、「うちは高断熱高気密です」
素直に今はどの家も
みんなそうなんだと思うと・・・
因みに6地域の場合
H28年省エネルギー性能基準のUa値は0.87
断熱性能等級4も0.87
2025年に義務化されるUa値も0.87
- さて、このUa値0.87
断熱性能等級4の家で寝る前に
20度で暖房していたエアコンを切ると、
翌日の朝、何度になっているか?
朝の外気がマイナスまで冷えてれば室温は9.9度
24度で暖房していたら室温11.8度。
どちらにしても暖房を切って寝ると、
翌日の朝はかなりストレスが溜まる気温です。
このレベルの家では
寝る時もエアコンは稼働させたままにした方が
健康性の観点からみても妥当です。
夜間はパネルは発電しませんから、
暖房費はそれなりにかかります。
断熱性能等級4は
2年前まで日本の基準で最高等級。
多くのHMが、この最高等級であることを - 誇らしげに宣伝していました。
もちろん、最高等級ですから高断熱と言う、
うたい文句です。
高断熱、高気密
暖かい家
立場によって言い方は種々ありますから
どんな家なのかは、
ご自分の頭で考える以外ありません。
- エアコン切ったら翌朝何度になるか?
きちんと数字で答えてくれるか
適当なことを言われて言葉を濁すか
見分け方は簡単です。
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