社長ブログケヤキの木の下で
2014年6月20日
「日本の住宅が、いちばん品質が高い」 と思っている人・・・?
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
ほぼ日
ご存知のように
糸井重里さんが主宰している
なんというかWEBです。
ここに時々その道の専門家と糸井さんの対談が出ていて
いつも楽しく読んでます。
専門家の話は面白いんですね。
糸井さんがうまく引っ張り出しているという部分もありますが
クリアでわかり易い
今出てるのは
漁業の専門家
勝川俊雄さんという方
冒頭
糸井さんが社員の方に
「日本の魚が、いちばん品質が高い」
と思っている人‥‥?
その後の話は
対談をお読みください。
日本の社会には何かが欠けている
あるいは何かが足りない
それは同時に一人ひとりの心の中の何かであるわけです。
さて
「日本の住宅が、いちばん品質が高い」
と思っている人・・・?
大工さん個人の技術は世界的に見ても非常に高い
道具や技術、木を見る目など・・・
でも
完成して出来上がった家を見て
いちばん品質が高いと思う人はいないでしょう。
個人の技術は優れているのに
完成したものの品質は
それほど高いものではない。
「日本の漁業」って
誇り高く、技術にもすぐれた漁師さんたちが
少しでもたくさんの魚を狙って
男らしい競争を繰り広げて‥‥
漁師を大工さんに置き換えてみると同じようなことが言えるわけです。
魚は輸出されたりしますから
世界での評価は価格ですぐにわかりますが
それは漁業をしている人に限られます。
一般の方はわかりません。
住宅は輸出できませんから
世界でどう評価されてるか
あるいはランク付けされてるか一般の方はわかりませんし
実務者、大工さん、設計事務所、工務店、HMの多くも実は知りません。
標準的に使われているペアガラスのサッシの性能が先進国で最低レベルなんてことも・・
結果的に
大きな声で、あるいは魅力的な広告で
あるいは雰囲気のいいWEBで
いい家ね
と感じてもらえばよし
という世界に留まってました。
2020年までに
住宅では様々なことが義務化されます。
それはより品質の良い住宅が義務化されることを意味します。
つまり一定水準以下の建物は建てられなくするというものです。
国の方針がなぜそのように向かっているのか
これから家を建てる人はじっくり考える必要があります。
まだ5年先ですが
わずか5年後ということも言えるわけで
10%の消費税も気になりますが
どんな家を建てるか慎重に考える必要があります。
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