社長ブログケヤキの木の下で
2016年11月28日
日本の住宅でできていないこと ワースト5
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今朝の事務所の前はご覧の状況で
毎朝、落ち葉の掃きが欠かせんません。
奥がケヤキで手前がエノキ
樹種が違うので微妙に葉が落ちる時期もずれます。
今が両方重なる時期でこれからエノキが本番です。
さて、
日経ホームビルダーで連載されていた松尾さんの
「脱!なんちゃって省エネ住宅」が今月号で最終回
工務店ができないことワースト5なんてでてましたが
工務店だけじゃなくて
設計事務所もハウスメーカーも含めてのこと
(工務店向けの雑誌なので敢えて工務店ができないこと、となってます)
工務店というよりも
「日本の住宅でできていないことのワースト5」のほうがわかりやすいでしょう。
この雑誌は一般の方向けではないので
目に触れる機会も少ないと思いますが
家を建てることを検討されている方には
とても大切なことなのでご紹介がてら解説します。
ワースト1
窓の性能が低すぎる
ペアガラスがごく普通に認識される時代になりましたが
いまだにペアガラスならOKという程度の方も多くいます。
一般の方は仕方がありませんが
家を建てる側の実務者(設計士、現場監督、HMの営業)にも
同じ考えをしてる人が巨万(ごまん)といます。
窓の性能は、暖かさと結露に直結しますから健康性とも関係があるわけで、
性能は熱還流率(U値)という数値で示されます。
中国や韓国も含め欧米先進国では
窓の断熱性、つまりこの熱還流率に対する最低基準が決められてますが
日本では決められていません。
HMの営業担当者や設計担当から勧められるサッシの性能がどの程度のものなのか確認する必要があります。
確認はご自分でネットで調べればすぐに検索できる時代ですから
必ず自分で確認してみましょう。
推奨値はU値でいえば1.5程度
10年、15年先を見ればできれば1.0前後のU値のものががお勧めです。
1.0といってもようやく世界レベルの数値で
決して突出してるわけではありません。
都市部の防火市域や、準防火地域では
サッシをそのまま使うには難しい数値ですが
サッシは性能の良いサッシを使いその外で防火対策ということも可能です。
冬の室内温度は暮らしやすさに直結します、
暖房費を気にすることなく、
寒さのストレスを感じない住まいにするための第一歩は
サッシをよ~く検討すること、
人任せにしてはいけません。
少し長くなりのそうなので
ワースト2から5については
次回以降でお話ししますね。
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