社長ブログケヤキの木の下で
2025年5月9日
目標値ではない
- おはようございます、紙太材木店の田原です。
連休が終わって、もう週末・・・
早い一週間でした。
- 先日、県の住宅課から
- 脱炭素社会ぎふモデル住宅普及事業費補助金の
チラシが30部ほど送られてきました。
住宅関連事業者宛てになってますから、
恐らく県内の工務店にはどこも送られていると思います。
補助の要件であるモデル住宅の仕様は
断熱性能等級5、
一次エネルギー消費量等級6 となっています。
ZEH基準なので
太陽光パネルの設置は必須となります。
この仕様の家を建てれば、
補助金を出しますと言うことは
誘導基準と言うことでしょう。
つまり、まだその基準に達していない家が
それなりにあるということになります。
- この4月から基準法が改正され
従来、耐震性のみであった義務化
つまり一定基準以上の耐震性が無い家は
建てられなかった訳ですが、
断熱性についても義務化されました。
これからの家は、
断熱性能等級が4以上でないと
建てられなくなりました。
県の補助金は断熱性能等級4の一つ上の5にしたら
出しますよと言うものです。
このように案内されると
じゃあ、それを目標にしよう
補助金も出るのだから
その数値をクリアして達成できれば
きっといい家、
暖かい家、
省エネな家になるに違いない・・・
確かに従来の家に比べればそうなりますが
比較対象の従来の家のレベルが低すぎたとしたら?
- https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/content/001885272.pdf”>
国交省は2030年までに - こちらの図のように改正しようとしています。
- 2030年までに今回の県の補助金の
- 対象レベルの断熱性能等級と
一次エネルギー消費量等級が、
国の最低基準になるから
せめて、それだけのレベルにはしてくださいね。
出来ればその最低基準を目標とせずに
もう少し上のレベルを目指して・・・
と言うのがホンネでしょう。
- 2050年のカーボンニュートラルまでには
まだ25年あります。
30歳で家を建てると55歳。
どんな家が普通の家になっているか想像力が求められます。
- .
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