社長ブログケヤキの木の下で
2021年9月6日
ペイペイ
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
早朝はどんよりした雲が広がってましたが
あっという間に快晴!
朝日のまぶしい朝です。
気温も21度で事務所のドアや窓は全開にしてます。
(蚊取り線香は必須ですが・・・)
以前、鳥取健康省エネ住宅や、
やまがた健康住宅について書きましたが、
鳥取健康省エネ住宅への補助金はかなりの金額になっています。
岐阜でも「ぎふ省エネ住宅建設支援事業費補助金」がありました。
申請基準は紙太材木店の家の場合、
標準的に満たしてましたから
ここ数年、県内で建てられた方には全て申請を勧めてきましたが、
残念ながら今年度からは廃止。
廃止の理由は発表されてませんからわかりませんが、
コロナ対策などで県の財政がタイトになっているからかもしれません。
コロナの後に復活してくれることを願うばかりです。
そんな中でも鳥取のスタンスは変わりませんし、
最近では様々な雑誌やメディアでも取り上げられるようになってきました。
そのような中で
特に省エネに関しては、
投資した金額が何年で回収できるかという議論が出ます。
断熱を強化するのにいくらかかり
それによって節約できる暖房代がいくらだから、
計算すると10年で回収できるというような議論です。
簡単に言えば
ペイするかペイしないか
確かに一つの目安にはなるかもしれませんが、
住宅でその考えは違うように思います。
1800万の家でも4000万の家でも
ペイするかしないかという考えは無いはずで、
あるのは支払いが可能かどうかだけです。
資本主義の世界では常にコストが強調されますが、
住まいは市場原理のコストだけで建てられているわけではありません。
逆に、行政の補助金は相当程度計算されていて、
補助金を出す事で地域社会への還元がどれだけあるか
どれくらいの効果があるかなど
きちんと計算されています。
そんな中で鳥取県が1個人の省エネな住宅(Heat20G1~G3クラス)にかなりの補助金を出すのは、
それだけ補助金を出したとしても、
地域社会に対する還元がそれを上回っていることにほかなりません。
G3クラスになると約200万の補助が出ますが、
鳥取以外に住んでいる方は残念ながら補助金はありません。
でも、考えようによっては
200万払ってG3クラスにできる方は、
200万以上の地域社会に対する貢献ができることを意味します。
性能の高い家を建てることは
地域社会に大いに貢献しているわけで、
ペイするしないという議論は
今だけ、金だけ、自分だけにどこか通じるものがあるように感じます。
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