社長ブログケヤキの木の下で
2022年8月19日
自己防衛
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今朝は快晴、20.5度、
湿度は90%ありますが爽やかで気持ちのいい朝です。
絶対湿度は13g、気温31度の湿度45%とほぼ同じです。
今朝の予報でも日中は乾燥して
その程度の湿度と言ってましたから、
今日は日陰に入れば随分過ごし易い一日になりそうです。
7月のイギリスの消費者物価が、
40年ぶりに対前年比で10%以上の上昇とか。
既に3月の段階で7%上昇してましたから、
他所の国のことながら心配してしまいます。
日本はいまだに2%ちょっとですが、
世界経済が連動していることを考えると
今後の消費者物価の動向は目が離せません。
多くの方は経験していませんが、
73年から74年にかけて石油危機の時の消費者物価の上昇は年率25%
狂乱物価なんて言われましたが、日本もそんな時代がありました。
原因は中東戦争、アラブとイスラエルの戦争です。
歴史は繰り返すと言いますが、
今回のウクライナの戦争も似た構図にあります。
人間も国家も50年ではそれほど進歩する訳ではなさそうです。
これから住まいを建てられる方は
日本にもそんな狂乱物価の時代があったなんて、
想像もできないかもしれません。
50年前はご両親はまだ小中学生。その前の祖父母の方が、丁度家を建てる時代でしょうか…
ご存命であれば、当時のお話も何かの参考になるかもしれません。
さて、こんな不確実な時代に住まいを建てると決めた以上、
自己防衛をきちんと検討する必要があります。
簡単に言えば燃費のかからない家を建てる
パネルを載せて見せかけの下がった燃費を見るのではなく、
素の燃費を見る必要があります。
なぜなら、その見せかけの燃費は、補助の入った売電価格で作られています。しかも、その補助は10年しかありません。
30代で家を建てれば優に50年以上は住むことになります。
(女性の平均寿命は87歳)
物価やエネルギー価格の上昇率と自身の給与の上昇率、
引退した老後の生活資金や年金を考える必要があります。
最初の10年だけ数字が良くても、
その後の40年が青色吐息の我慢生活では、健康寿命も縮んでしまいます。
住宅価格も上昇する中、ご自分の予算の中で
住まいには
何が必要で
何が余分なのか
不要不急のものは
削ぎ落して考える必要があります。
ある意味、虚飾を排して本質に迫る家づくりでしょうか。
長く物価や給与が停滞していた時代。
それしか経験してませんが、その時代とは異なった家づくりが
求められる時代になりました。
パネル搭載は必須ですが、その前に住まいの性能や耐久性を
できる限りあげておくことが求められます。
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