社長ブログケヤキの木の下で
2013年8月21日
省エネなサッシを探す
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
QPEX(家から逃げていく熱を計算するソフト)
の最新バージョンに試し入力
かなり使い勝手がよく
知りたい数値がたちどころにわかる。
打ち合わせ中の物件に
仮の数値を入れたもので
今後の紙太材木店としての
スタンダードな仕様(気密、換気、断熱、冷暖房システム)を
どこにするかの参考にする予定
試しに入れた仕様だと、Q値で1.1程度
熱損失を部位別で見ていくと
床、壁、天井や換気による熱損失がかなり減っているのに対し
開口部(サッシ)からの損失が突出している
外壁の断熱性を上げる費用と
サッシの断熱性を上げる費用
仕様を上げたことによって抑えられる熱損失の量は
圧倒的にサッシに軍配が上がる
つまり外壁の断熱性を上げても
お金が多くかかる割に効果が少ない。
それより高性能なサッシを使うことの方が
お金も少なく効果も高い。
Y○○、やLi○○も
最近はそこそこのものを出してきてますが
価格的に諸外国に比べれば高価
U値1.7程度のペア、アルゴンLow-Eで空気層17mmのサッシ
これが価格と折り合いのつくスタンダードになるか
もう一歩進んで
エクサルシャノントリプルガラスLO-Wアルゴンガス入りU値1.23にするか
壁の断熱性をもう少し調整し
その分サッシに予算を回したほうが
トータルなコストパフォーマンスのいい家が出来ます。
こちらの表は窓の性能とその国の断熱基準を表したもの
エクセルシャノンの資料より
アメリカ、イギリスでは
U値1.7以下でないと販売できません。
世界に目を向けると
日本の基準が一歩も二歩も遅れていることに気がつきます。
同時に壁にどんな断熱材が使ってあるかより
どんなサッシが使ってあるかの方が
設計者の考えがわかります。
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