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社長ブログケヤキの木の下で

2012年11月12日

ぎふ木造塾 松尾和也さん

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
土曜日は松尾和也さんのぎふ木造塾、
内容はほぼ想定していた範囲内。
3時間半の長丁場の講義でしたが、
さすがに年間に何度も講義をしている方らしく
分かりやすい内容で
私の頭の中がすっかり整理されました。
省エネな住宅とそうでない家の比較
分かり易い例を一つ挙げましょう。
年間暖房負荷(分かりにくい言葉ですみません)
1年間に床面積1m2あたり
1時間に何ワットのエネルギーが必要な住宅か
A 省エネな住宅は40kwh/m2(欧米基準)
B 次世代省エネ基準程度の家は80kwh/m2
オール電化にしてAとBを比較すると
A
エアコン必要台数 2台
エアコン購入費用 40万
エアコン平均寿命 13年
ローン返済期間 30年
30年間でのエアコン追加購入費用2回分 80万
30年間のランニングコスト 11.2万
合計暖房費用 131.2万
B
エアコン必要台数 5台
エアコン購入費用 100万
エアコン平均寿命 13年
ローン返済期間 30年
30年間でのエアコン追加購入費用2回分 200万
30年間のランニングコスト 24.7万
合計暖房費用 324.7万
B-Aの差額
193.5万円
30年間ではこれぐらい差が出ます。
年間暖房負荷がどれくらいの家を建てるかで
家族旅行に何度も行ける家と
たまにしか行けない家に分かれるわけで
住宅の性能の差で大きく変わってしまいます。
ところが
日本の新築住宅の省エネ基準適合率は50%程度
その他は省エネ基準にさえ達していないのを
一般の方はあまりご存じない。
大手の住宅メーカーでさえ
この程度
性能は暮らしやすさに直結すると言うお話し、
ちなみに先日お引渡しをした大福町の家は49.7kwh/m2
準防火地域と言う事でサッシの性能が制限される事を考えれば
まずまずの性能です。
それでは
皆さん、次回をお楽しみに。

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