社長ブログケヤキの木の下で
2014年2月14日
「省エネ倍返し」だ 東大 前准教授
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
先週の雪がまだいたるところに残っていて
雪国のような感じでしたが
今日も雪です。
さて、
先日の東大大学院の前准教授の講義
皆さんにお伝えできないような
過激な前節も健在で会場を大いに沸かせてました。
私流に簡単にまとめて見ると
出席者は実際に設計したり
家を建てたりしている方達ばかりですし
前先生の考えも理解されてる方が多いので
内容は平成25年に新しくでた省エネ基準の先のお話
簡単に言えば
その先では「省エネ倍返し」が必要
この省エネ「倍返し」のためには
いろんなことをしなければなりませんが
更に簡単に言うと
この美濃地方ぐらいの地域では
吹き抜けのある住宅なら
Q値は1.0
C値は0.5以下
Q値やC値ではよくわかりませんね、
古い次世代省エネ基準で言えば
北海道がQ値1.5程度ですから
更にその上を行くということになります。
Q値が3分の2になると
エネルギー消費(灯油の使用量)が約半分になります
美濃地方ではQ値は2.7ですから
それが約3分の1のQ値1ということですから
現在の6分の1ぐらいになることに
しかも全室、家中が快適な室温ですから
何よりも冬季の健康性を確保できます。
灯油や電気をガンガン使ってではなく
6分の1にして暖かく過ごす省エネ倍返し
ではこの家は幾らで建てられるのか?
北海道ではQ値1.5の家が当たり前に建てられていますが
美濃地方より飛び抜けて高額という話はありません。
紙太材木店でもHPの仕様部分を追加作成してますので
もうしばらくお待ちください。
さて、
お話をもう一つ
前先生は仕事柄全国各地のエコハウスを調査されてます。
環境省が全国20ヶ所に建設したエコハウス
「21世紀環境共生型住宅のモデル整備による建設促進事業」
我々実務者が見ると
その家が省エネかどうかということは
数値を見れば行かなくてもわかります。
たいていはそんな数値は公表されてませんが・・
上の20件もエコな家、省エネな家と?の付く家が混ざっています。
皆それぞれ
豊かな自然資源を活用した低炭素循環型生活、
寒冷多雪地域に対応した安全・快適な住環境
etc・・・
いっぱいいろんなことが書いてあります。
設備も最新式のものが満載
でも、やはりこういうものは一度行ってみて
体感されるのが一番
今は冬ですから一番よくわかります。
電気代や燃料代も聞いてきましょうね。
でも太陽光パネルがあるから安くなってるというのは
違いますから注意が必要です。
それと玉石混淆ですから
玉に当たればいいですが
石に当たる場合もあるわけで
防寒着、セーター、厚手の靴下は必携です。
外観がこんな家は注意が必要かもしれません。
写真と文章は関係ありません。
残念なのは
石にあたってこんなのが省エネ、
エコな家、暖かくて、快適なんだと地元の方に思われることでしょうか。
どんな家でも薪やペレットストーブで
ガンガンエネルギーを使えば暖かくなります。
外壁の断熱材が壁の中にウレタン吹付20mm
外断熱で40mmのフェノールフォームをしても
外皮断熱の要所ですから
寒い地域では疑問です。
これできちんと気密も取れて暖かい家
エコで省エネな家なんて言われる場合もありますから
ご自分で体感することが必要です。
写真と文章は関係ありません。
これこそホントのエコマネハウスかも
ひとこと余分なPSでした。
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