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社長ブログケヤキの木の下で

2014年3月21日

新住協の研修 自然温度差

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
先日、新住協の研修が恵那の金子建築工業でありました。
2014.3.19 001.JPG
常務理事の会沢さんが
自然温度差のことやQ1住宅のことを
再確認の意味で話されてました。
自然温度差というのは
何も暖房してない状態で
外の温度と室内の温度に何度の差が出るかを示したものです。
例えば
自然温度差5度という場合
外の気温が0度の時は
何も暖房してない室内では5度になってることをさします。
昔ながらの土壁の家なんか
計算してませんがもっと低いでしょうね。
ということは
自然温度差が大きければ
何もしなくても室内気温は高いわけです。
室内気温が高ければ
暖房する時間も少なくて済むわけで
上で示したように
自然温度差が5度の場合
快適な20度にしようとすると
15度分暖房しなければなりません。
しかし自然温度差が10度であれば
20度の温度にするまでの10度分だけ暖房すれば済むわけです。
自然温度差はその家の断熱性と日射の取得量によって変わってきます。
同じ断熱性のある家を比較した場合でも
日射の取得量によってこの温度は変わってきます。
自然温度差 = ( 室内発生熱 + 日射取得熱 ) / 熱損失係数
上の計算式からわかるように
自然温度差を大きくするには
1、日射取得熱を大きくする
2、熱損失係数を小さくする
(室内発生熱は定数が決まってます)
この二つです。
最近、よくわかっていない工務店やリフォーム会社が
遮熱ガラスを南面に使っているケースが多々あります。
遮熱ガラスは日射取得をおおよそ半分にしてしまいますから
せっかく断熱リフォームしても
あるいは新築しても
冬の日中、日差しがあるのに室内が以前ほど暖かくない
なんてケースが出てきます。
美濃地方で暖かく過ごすには
夏の日差しは庇や、吉津でさえぎり
冬の日射はできるだけ室内に入れることを第一に考えなければなりません。
間違っても、遮熱ガラスを南に使ってはいけません。
自然温度差
目標は10度です。
やってみるとわかりますが
QPEXで計算すると
断熱性をかなり高めないとでてこない数字です。
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