社長ブログケヤキの木の下で
2024年2月26日
新住協の技術情報
- おはようございます、紙太材木店の田原です。
- 快晴で気持ちのいいい朝ですが、
- 先週の断熱研修中にかかった風邪で
- 体調はなんだか本調子ではありません。
- 寝込むとか熱がある訳でなく、体が重い感覚です。
- 北海道から帰ってきたら
- 新住協から技術情報の58.59号が届いてました。
- 新住協の技術情報なんてと思われるかもしれませんが
「基礎断熱と床断熱 どちらを選ぶか」
について様々な比較検証がされています。
技術情報の結論を申し上げると
ローコストに高性能を求めるなら、床断熱が絶対。
床下暖房を採用して、
更に快適性の向上を目指すなら基礎断熱が必要。
絶妙な言い廻しと言いますか、本当にその通りです。
つまり、
基礎断熱は床断熱に比べコストがかかりますが、 - 少し補足して説明します。
- 紙太材木店の考えとして
関東以西で建築するとして敢えて付け加えるなら、
等級4.5程度の断熱性なら
基礎断熱と床下暖房。
等級6以上なら床断熱でしょうか。
つまりUa値で0.3くらいまでは断熱優先で強化する。
Ua値0.3まで行くと床下暖房しなくても
床面の温度は十分確保できますが、
0.3まで行かないと室温の設定次第では - 床面の温度が低いと感じる割合が高くなります。
- 実際はエアコン暖房の設定温度を上げれば
問題ありませんが、
暖房費の金額は上がることになります。 - 逆説的に言えば、等級4.5程度の基礎断熱では
- 床下暖房しないと床面が冷たく不快。
- それを補う手法が床下エアコン。
- 初期投資とランニングコストとしての
- 暖房費の事を考えると、Ua値0.3で床断熱でしょうか。
- 基礎断熱のコスト上昇分を
天井やサッシにまわせば
Ua値もそれなりに良くなりますが、
ここのところは設計者と相談ですね。
- 現代の住宅では
- ある一定レベル以上の断熱性がありますから、
- どんな住宅でも
- 力技(設定温度)で暖かくすることができます。
- 基準となるのは初期投資の金額と燃費
- つまり、暖房負荷(需要)(暖房費)がどれだけ必要か?
- 家計にやさしく、暖かく過ごすヒントが
- この技術情報にあります。
- 設計者の皆さんは参考にしてみてください。
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