社長ブログケヤキの木の下で
2019年5月8日
ZEHの季節が来た?
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
昨日の朝は10度
今朝は6.7度
さすがにパソコンのキーボードを打つ手が冷たい美濃地方です。
次世代基準程度の断熱性の離れですが
もちろんエアコンはオン
ファンヒーターも点けました。
一般社団法人 環境共創イニシアチブからメールが来ました。
と言っても上の名前なんて一般の方はご存じありませんが
ZEHの補助金を出すところと言えばなんとなくお分かりいただけるかもしれません。
要件はZEHビルダーに登録しているところで
まだ補助金を一度も受けていなければ
優先的に補助金を出すから予約してください、というもの。
昨年までは先着順でしたが
受付当日で予算枠が埋まってしまい
その後の分は認可されませんでした。
一昨年は受付日から一杯になるまで数日の余裕(3~4日)があったようですが、
確実に補助金をと言うところは初日に到着するように送っていたようです。
受付期間は10日ほどですから
初日に出せばいいか、などというのんびりした田舎の工務店では
NGと言うわけです。
そこでZEH初めてだけどトライしたい工務店を増やすため
予約が始まったようです。
もちろん、昨年も予約はしたけどやっぱり無理でしたというところも少なからずあったようで、
予算が消化されないという官僚にとっては致命的な状況を無くしたい
と言う思惑もあるようです。
ZEHの補助金には
経産省の二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(いわゆるZEH補助金)と
国交省のグリーン化事業の二種類があって
紙太材木店ではグリーン化事業で補助金は受けてましたが
経産省の補助金は受けてないので
新規取り組みとして予約の案内が来たようです。
さて今年の補助金は昨年と同じ70万円ですが
国の補助金はまことに使い勝手が悪いもので
事業の開始から完了まで様々な制約があります。
ですから新築を建てる方の工程や予定に合わないと申請は難しくなります。
ZEHは
正式には「ネットゼロエネルギー化等による住宅における低炭素化促進事業」
ですから
二酸化炭素の排出を抑制するためのものです。
決して「あなたの家を暖かくするため」の補助金ではありません。
エネルギーを使わんような家にするにはパネルを載せるのが一番手っ取り早い
というのが経産省の考えであり、あったかい家なんぞ関係ない
パネルが載ってりゃ十分
寒けりゃ暖房、暑けりゃエアコンでエネルギー使っても
パネルで補うからトータルでは二酸化炭素は減ると言うものです。
が、
それは違う
70万、断熱材に補助金出してくれたら
70万、サッシに補助金出してくれたら
70万、換気に補助金出してくれたら
暮らし易さは相当程度良くなる
と思う建築人は多くいます。
断熱材やサッシや換気装置は国産メーカーが作ってるが
パネルの多くは海外製
補助金(税金)の多くは海外(中国?)に流れる
パネルを載せる前に
自分の住まいの性能がどれほどのものか
断熱材の厚さがどれだけか
補助金出ないけど考える必要があります。
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