社長ブログケヤキの木の下で
2019年6月28日
Heat20 G3が発表されました
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
本格的な梅雨入りで
昨日から雨模様の美濃地方です。
予報では岐阜県は昨夜は相当な雨が降るとのことでしたが
中濃地域はそれほどではなかったようです。
小山さんのFBより
さて、Heat20
正式には「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」
委員を見れば分かりますが
古い言い方ではオールジャパン
つまり日本の住宅に関係する業界や行政、学会からのメンバーで構成されています。
意味するところは
将来の日本の住宅性能の方向性で
その指針、あるいは基準を示しています。
過去、Heat20 G1基準、同G2基準が発表されてきましたが
昨日、G3基準が発表されました。
Heat20のHP上ではまだ出ていませんが
小山さんの上の表によると
6地域(岐阜、大垣、各務原、愛知県、東京など温暖地)で
Ua値で0.26のようです。
現行のHeat20 G2の北海道基準が0.28ですから
それよりも上と言うことになります。
グラフを見ると5地域はそれより1段下がって
より厳しい0.24か0.23辺りでしょうか?
20年ほど前、
次世代省エネ基準が発表された時と比べると
隔世の感があります。
と言うのも、
上の写真グラフの一番上のグレーの線がH25年省エネ基準(次世代省エネ基準とほぼ同じ)
一番下の赤い線がG3基準
間にアメリカとドイツ、表にはありませんがその他の国の多くが入ります。
(パッシブハウス基準は別)
一般の方でも
勉強されている方はHeat20のG1、G2についてご存知な時代になり
断熱や気密に関し意識レベルでも相当なものがあります。
ただ、間違ってはいけないのは
Ua値はあくまでUa値で
同時に気密や換気、水蒸気、日射取得、日射遮蔽、冷暖房システムを考慮しなければなりません。
つまり、バランスが大切でUa値だけよくても快適な住まいになるとは限りません。
くわえて、デザインやインテリア、メンテナンス性も考慮する必要がありますから
これから家を建てる方はそれなりに勉強する必要があります。
紙太材木店も従来G2仕様が標準でしたが
G3も意識することになりそうで
工務店の親父もうかうかしていられなくなりました。
HMや工務店、設計事務所が何を考えているのか?
どんな想いで家を造っているのか
間違ったことを信じていたり
大切なことを知らなかったり
そんなケースは間々あります。
だからこそ、自分で勉強する以外ありません。
住まいの基本的な性能は
断熱、気密、換気、冷暖房システムの4つ
それと耐震性です。
一年前に書いた記事にもう少し詳しく書いてますのでご覧ください。
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