社長ブログケヤキの木の下で
2018年11月23日
しかし、それは違う…
扶桑町の家
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
半年ほど前から遠方に住んでいる方から家づくりの相談を受けています。
住んでいる地域は4地域なので
岐阜県で言えば3地域の高山の一つ下の寒さランク。
つまり青森市や秋田市と同じ区分。
欧米に行く機会も多い方で、
あちらの家の冬の暖かさを知ると…とのこと。
住んでいるのは築100年ほどの古い家。
伝統的な造りで大事にしてきた家なので、
その家はそのまま残し敷地内に別棟で建てる予定。
冬を除けば全く何も問題はない家、そう冬を除けばである。
住んでいる地域の工務店に断熱や気密の話をしても
暖簾に腕押し状態で
自分が思うような家でないことが明らかにわかる。
その地域に住む以上、地元の工務店で建てなければならない。
しかし、それは自分の思っている家とは違う。
地元の設計士や工務店と何度も話していると
壁の中に断熱材は入れるが余分に付加断熱などしたことがないし、
そんな必要はないと断言されてしまう。
気密なんてビニールを貼ることも以前1度やったけど、
あんなことをする必要は全くないと言われてしまう。
「何度も何度もその話を聞くと自分の気持ちも洗脳されてしまいそうで、
工務店と設計士を連れて行くから話をしてほしい」と。
設計士は地元出身で東京で活躍されている意匠系設計事務所。
工務店は数寄屋もできる老舗の工務店。
両者とも以前から付き合いのあるところとのこと。
あったかい家に住みたいんやから
暖かくしてあげればいいだけなんやけど
それを許さんとこもある日本の不思議。
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