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社長ブログケヤキの木の下で

2012年7月6日

素材

こんばんは、
紙太材木店の田原です。
すっかり夜も更け
本日は、みの百年プロジェクトの定例会でした。
一昨日、今日と雨でしたが、
梅雨の合間を縫っての昨日の建前
見事に成功しました。
断熱材や気密シートを入れた後
構造見学会を予定してますから、
ご興味のある方はご参加下さい。
紙太材木店のFacebookに詳細を載せる予定です。
さて、届きました。
7.6.2012 007.jpg
以前お話した、枠材です。
これをプレナーで荒削りし
その後、カンナで仕上ます。
荒削りされた板を仕上ると
写真のような艶が出てくるわけで
これは決して、集成材や積層材では出ないもの。
古い家では座敷の鴨居
(障子や建具がはまっている上側の板のこと、建具の下側の溝のある木は敷居)には
杉の無垢材を使ってました。
経年変化で飴色のいい色になります。
最近ではそれに倣って窓枠などに杉の無垢材を使う場合もありますが
昔は使っていたのは同じ杉でも赤身
最近の材料は白身(辺材)ですから
同じような経年変化は期待できない。
それならば、ということで
新仕様では米栂
よく乾燥していて柾目、板目が混じって100枚ほどありますから
いろいろと加工でき、応用範囲も広がります。
松田大工さんは
昔のように一日中、鉋が手放せんね、と
少し嬉しそうな様子。
この一山で
標準的な使い方で2軒分の材料がとれる。
価格的には削り手間を入れても
従来の工業製品の枠材と同じだから
使わない手はない。
たかが木枠、されど木枠
室内のイメージは格段にかわります。
写真ではそのイメージをお伝えできないのは残念!
それでは
皆さん、次回をお楽しみに。

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