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社長ブログケヤキの木の下で

2014年9月26日

先祖帰りした連子格子(れんじこうし)  オープンルーバー

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
昨日は粟野の家で日射遮蔽の打合せ
雨戸に間違われること請け合いですが
雨戸としても通用します。
でも、目的は雨対策ではなく日射対策
こちらをご覧いただくと
イメージが伝わると思います。
2014032701.JPG
YKKニュースリリースより
見た目は雨戸ですが、
よく見るとスリット幅が随分ありますね。
これなら明るさは確保して、日射を防ぐことができますし
同時に夜間、サッシをオープンにし網戸にして
このスライディング オープンルーバー(長い名前・・YKKの造語かも)を使えば
通風を得ることができますし
同時に防犯性も確保することができます。
金額はまだ調べていませんが
高性能な住宅には必須アイテムとなるでしょう。
昔の言葉で言えば
連子格子
5.29.2012 004.jpg
古くから日本にあるものは縦格子が多いのですが
適宜に日照を調整する効果と
通り近くの窓から内部を見にくくするプライバシー効果、
同時に防犯効果があります。
YKKの言う、スライディング オープンルーバー
先祖帰りした連子格子と呼んだ方がいいかもしれません。
10.11.2012no2 001.jpg
この建具は縦にスリットが入って風や光が通るようになってますが
裏側にもう一枚裏板があってそれを閉めると風も光も通さない仕掛けになっています。
今回の粟野の家では木製で製作予定
アルミとは質感が全く異なります。
スリットの幅や横格子のサイズ、角度など思案中ですが
この連子格子の窓
実は隠れたデザイン要素があります。
それは
夜間、室内の明かりがもれて建物全体が行灯のように浮かび上がり
街に光りを提供することができるのです。
と言っても行灯のような優しい光ですから
物理的な明るさというより
情緒的な明るさになります。
それを見るまではまだちょっと時間が必要で
クリスマスの頃になれば
街に浮かぶ建物が見える予定です。
ps
日射遮蔽のスライディングオープンルーバー
昔からある戸でガラリ戸のことです(^_^)

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