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社長ブログケヤキの木の下で

2021年3月10日

トイレが匂う?匂わない。

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おはようございます、
紙太材木店の田原です。
快晴で気持ちのいい朝です。
アマゾンから昨日届いた
リオタデザイン、関本さんの2冊目。
前回のおもてなし住宅のつくり方に続いての購入ですが、
いろんな発見があります。
「仕上げは決定を先送りしない」
「図面は議事録を兼ねる」
「図面情報はバイプレイヤーで決まる」etc
読む前から期待させる見出しが目に入ります。
昨日は一日、前野町の家の床下。
設備屋さんと二人で狭い床下を行ったり来たりですが
這いまわっているのではなく、
実はキャスターに乗って比較的スイスイと移動できます。
何をしていたかと言うと、
換気システムの排気ダクトの設置をしてました。
排気口はどこに付けるかと言うと
トイレはもちろんですが
下駄箱、生ごみ置き場など、
匂いの発生する場所の近くや下駄箱の中のようにピンポイントで設置します。
他人の家に行って玄関を開けて中に入ると
その家独特の匂いがします。
住んでいる方は何も感じませんが、
訪れた方の多くはその匂いがすぐにわかります。
なぜなら、何時も履いている靴が何足も置いてあるわけで
シューズクロークのように扉で仕切られていても、
靴からの匂いは隠せません。
多くの家の玄関や玄関ホールは寒いので、
ある程度仕切られて閉じられた空間になってますから
匂いが籠るのは必然と言うことになります。
計画的な換気がなされている家
つまり換気が成立している家では、
トイレに芳香剤を置かないケースが多くあります。
いつトイレに行ってもトイレが匂わないからで
匂いがあると芳香剤を置くことになります。
匂いがしないと
トイレ掃除の間隔が長くなるという弊害もありますが…
実はトイレの匂いは
定期点検にお伺いした時のチェック項目で、
匂いがあるか、芳香剤を置いているか、
掃除の間隔は?などを確認します。

掃除の頻度や間隔をお聞きするのは、
ちゃんと定期的に掃除してくださいねという意味合いもあるんですけど。
換気が成立するには
換気装置をただ設置すればいいという訳ではありません。
熱交換率90%を謳う換気装置でも
それは実験室の中での話。
どこまでそこに近づけるかは
住まいの設計と施工次第と言うことになります。

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