社長ブログケヤキの木の下で
2020年4月15日
おっとり刀で 換気フィルターの総点検
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今朝は3.4度の美濃地方
札幌が2.1度ですからいい勝負です。
紙太材木店も今週から在宅勤務に移行していますから
会社には私一人の時間がほとんどになりました。
もちろん、現場は動いていますので
担当者は現場と自宅の往復と言うことになります。
時に会社に顔を出すこともありますがそれも短時間で
広い事務所は私が独り占めとなってます。
さて、コロナで換気の必要性が叫ばれているということで
近々にお引渡しをした物件を除き、
全棟換気フィルターの詰り具合の測定を緊急に行うことにしました。
通常は定期メンテナンスの時にしてますが
家にいる時間が長くなると気になるものです。
ということで、昨日は近隣の3軒のお宅のフィルターを点検に行ってきました。
エアコンでも掃除機でもフィルターが付いています。
使っているうちに目詰まりしていき、
フィルターを通る空気が少なくなっていきます。
エアコンであれば風量が少なくなったり、消費電力が上がったりしますし、
掃除機は明らかに吸い込みする力が無くなっていきます。
もっと広い面積のフィルターだったら
目詰まりするのに時間がかかりますが、
限られたサイズの大きさでは定期的な掃除や取り換えが必要です。
でも、汚いものに触りたくない…
換気装置も同じです。
でもフィルターの詰り具合はどうやって判断するのか?
実は住んでいる地域によって大きな差があります。
当然、田園地域(田舎)はフィルターの詰りがかなり遅いですし、
町は田舎に比べれば相当早く詰まります。
一般的な換気装置はフィルターの詰りを知らせてくれるランプがついていたりしますが、(もちろん無いものもある)
実はほとんどが使用時間で判断しているものです。
風量で判断する物もありますが、
実際の詰りを圧力差で測定して判断しているわけではありません。
フィルターを取り外して
詰り具合を機器で測定し判断します。
名前は権兵衛3号
随分汚れているように見えますがこのフィルターは問題ありません。
新品と比較すると汚れがよくわかります。
相当汚れているのになぜ、問題ないかと言うと、
フィルターの詰り具合と外観の見た目の色は必ずしも
比例しているわけではないからです。
それはこのフィルターが一般的なフィルターと違った構造をしている
ことに関係しています。
一般的な換気システムのフィルターの面積は
15センチ角程度、つまり225cm2ぐらいですが、
上のフィルターの面積は8m2
8m2は80000cm2ですから355倍の面積になります。
詰り具合を権兵衛で測定して判断する前は
設置年数と見た目の汚れ具合で交換してました。
当時の交換していたフィルターを
事務所の前で広げてみると…
25mの長さ
フィルターも拡大してみれば
まだ、3割程度は白くきれいなところがあります。
設置年数と見た目で判断していた時のもので、
交換しましたが、権兵衛で測ってみるとまだまだ使える詰り具合。
フィルターの面積が広ければ交換頻度は相当程度少なくなりますし、
消費電力も少なくて済みます。
換気システムについては工務店や設計者によって様々な考えがありますから、
使っている換気装置のメリットやデメリットを確認して選ぶ必要がありますが、それはそれで難しいものがあります。
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