社長ブログケヤキの木の下で
2010年8月12日
中塗り
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
昨日からお盆休みに入ってますが
現場はまだ動いています。
今週の天気はちょっとお邪魔でしたね。
川辺町のO様邸
荒壁の中塗りが続いています。
荒壁は乾燥して収縮しています。
荒壁を支える貫の部分は
荒壁の土が薄くなりますから
このようにひび割れが表面に出てきます
このまま中塗りをし、仕上げをすると
表面にもヒビが出てきますから
中塗りの段階で寒冷紗(かんれいしゃ)やファイバーテープを貼ります。
中島さんが塗っている右の壁に貼ってあるのが寒冷紗ですが
お分かりでしょうか。
中島さんはその上に再度重ね塗りをしています。
中塗りの一回目に寒冷紗を貼り付け
もう一度塗り重ねます。
こうすると、中塗りの土で寒冷紗がサンドイッチになり、
荒壁がたとえ更に収縮しても
網状になった寒冷紗にしっかりと食い込んだ中塗りの土が
ひび割れを防いでくれます。
この上にもう一度重ね塗りをします。
中塗りをしている壁の裏側を見ると
このようになっています。
中塗りの水分が染みて来て
下地の竹木舞や貫がはっきり分かりますね。
もう少し時間を置くと
このように貫の部分だけ残ります。
この中塗りの後
もう一度、石膏を塗ると
中塗りの完成です。
それでは、皆さん
また明日。
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