社長ブログケヤキの木の下で
2011年10月1日
ケヤキとエノキの枝打ち
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
昨日はケヤキやエノキの枝打ち
1月ほど前に中電の担当者と打合せをしました。
2.3年に一度、高所作業車が来て
伸びた枝を切ってくれます。
というのも枝が電線に接触するためですけど。
シーテック4人、交通警備員1人
朝からお昼頃までかかりました、
ご苦労様です。
太い枝は薪用に残してもらいました。
で、
作業終了後、責任者の方が挨拶にみえました。
「春にはお世話になりました」
???
「私、可児市のYです、担当の筒井さんには随分お世話になりました」
!!!
春にリフォームをさせて頂いたYさんでした、
すぐに思い出せなくて申し訳ございません。
仕事中でヘルメットをかぶり作業服姿のYさんは
お会いした時の雰囲気とは全く別人のようです。
どのお客様とも
いろんなご縁があるようですね。
さて、
先日、室内の湿度を上げることは
実はとても難しいというお話の続き。
断熱材の宣伝文句に
湿気あるいは水蒸気を吸放出する断熱材というのがあります。
断熱材が水蒸気を吸放出するから
湿度の高いとき(夏)は水蒸気を吸ってくれて
乾燥したとき(冬)は水蒸気を出してくれるから
室内はとても快適・・・
ふ~ん、そうなんだぁ
なんて、納得しないで下さいね。
冬季
室外は過乾燥、異常乾燥状態です。
家の中では出来るだけ湿度を高くして
温かく過ごしたい。
灯油のファンヒーターや加湿器を使って湿度を上げても
壁の断熱材がその水蒸気を吸ってしまいます。
残念ながら吐き出してくれません
そして、反対側(つまり室外)の異常乾燥状態の外に向って放出してしまいます。
なぜなら、外のほうが相対湿度が低いから
水蒸気は蒸気分圧の高いほうから低いほうに流れます。
夏季
エアコンで除湿して快適になった部屋
でも壁の吸放出する断熱材からは
どんどん水蒸気が入ってきます。
なぜなら、室外の相対湿度は80%室内は50%
一方通行で室内に入ってきます。
中にはビニールクロスだから
水蒸気を通さないと勘違いしている人もいますが
以前もお話しましたが、
ビニールクロスの透湿性
サンゲツのカタログの資料に出ています。
それによると
一般的なビニールクロスは
100g/m2・24Hrs
温度40度 湿度90パーセントで
24時間にビニールクロス1m2を通過する水蒸気の量は
100g (透湿性試験 JIS Z 0208 B法)
100g・・・
ビニールクロス、
水蒸気は通り放題というのが常識のようです。
快適に暮らすには
水蒸気を吸放出する断熱材はちょっと足かせですね。
壁の中の結露の問題もありますし。
それでは
皆さん、また明日。
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