社長ブログケヤキの木の下で
2011年8月5日
換気装置
こんばんは
紙太材木店の田原です。
インヴェンター
北海道の某大学の先生が薦めてる
第1種の全熱交換器です。
ドイツ製だとか。
10ミクロンのフィルターで
花粉もシャットアウト
90%を越える熱交換率を謳ってます。
でも、
10ミクロンのフィルター、
面積は直径17センチほど
フィルターの穴が小さければ小さいほど
抵抗は増しますし
詰まり易くなります。
カタログには
1時間に27.2m3/hの換気が出来るとなっています。
70秒ごとに給気と排気が入れ替わるシステムです。
1時間は3600秒
27.2÷3600x70=0.53m3
70秒で0.53m3の新鮮空気が入ります。
1mx1mx53センチの四角い箱分の空気
8帖の部屋
3.6mx3.6mx2.4m=31.1m3
計算上は
1時間9分ほどで
部屋の空気が入れ替わる事になりますが
機器の周りの空気だけが
出たり入ったりしているだけかもしれません。
10ミクロンのフィルター
直径17センチほど
ものすごく穴が小さいフィルターをとおして
本当に27.2m3も換気できているのか
よほど出力の大きなモーターを回さないと無理ですが
カタログや画像からは
通常の換気扇と変らない程度のモーターのようです。
YOUTubeの動画では
フィルターを取り除いて撮って
今温度は何度ですとかいってますが
専門家から見ればおかしな話
なぜフィルターを取り除いて温度を測るのか?
でも一般の人が見ると
納得してしまうかもしれません。
水に沈む
発泡ウレタンと同じように
1台購入してバラしてみようかと思ったのですが
1台なんと10万円!
コントローラーを入れると15万です。
ちょっと無理ですね。
フィルターが目詰まりして
実際は換気量が少なくて
かえって暖かい部屋と言うのもあります。
その場合は窓に結露が出来ますから
すぐに分かります。
熱交換と言う言葉は
ちょっと惹かれる言葉ですが
だからこそよく確認しなければなりません。
室内の空気環境は
家族の健康に重大な影響があるからです。
換気の基本は一方通行
循環させたり
交差させたりしてはいけません。
それでは
皆さん、また明日
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