社長ブログケヤキの木の下で
2017年11月1日
外構工事はなぜ建物と同時進行ではないのか。
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
昨日の朝は4.5度と今シーズン一番の寒さでした
氷点下になる日もそう遠くはありませんが今朝は7.5度
日中も21度まで上がるそうですから
朝晩を除けばまだ暖かい日が続きそうです。
本荘中ノ町の家では外構工事の真っ最中です。
外構プランと住宅プラン
似ているようで全く違います。
二つを同時にできる設計者は稀です。
住宅設計者の発想は
家の中から庭を見た時どうなるかに視点が行きがちです。
もちろんそこに住む人はから見れば毎日庭を見ることになるのですから
その視点はとても大事です。
しかし外構設計者の視点は同時に
外から庭とその後ろに控える家を見た時にどう映るか
道路から庭を含めた家を見た時
木々の配置やカーポートの高さ、緑の配分
門扉と家のバランスなど
街並みとしての視点もプラスする時どう見えるか。
その視点を加えると
建物が完成した後でなければ
プラン自体が絵にかいた餅になりまねません。
建物パースの図面だけでは
外構プランの作成は難しいと考えます。
もちろんそれだけでできる人もいるでしょうが
修正は必ずしているはずです。
建築家と並んで造園家あるいは作庭家、園芸家という名称があるのも頷けます。
ということで
造園家の荻野寿也さんの言葉を借りるなら
「建築という器に庭を生ける」
のが外構工事となります。
パースの器や写真では花を生けることはできません。
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